4匹の犬がゴンドラで主張をぶつけ合う、黒い犬の寓話劇「犬の観覧車」開幕
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黒い犬「犬の観覧車」ゲネプロより。
黒い犬「犬の観覧車」が、本日5月29日のプレビュー公演を皮切りに大阪・大阪市立芸術創造館でスタートする。
本公演は、コロナ禍に発足した演劇プロジェクト・黒い犬の最新作。黒い犬は、社会問題に焦点を当てながら、犬の姿を借りて“寓意劇”を創作する。人間がいなくなった町で暮らしていた4匹の犬は、動かなくなった観覧車が再び回転し始めたことに気付く。彼らは1つのゴンドラに乗り込んで……。
脚本をくるみざわしん、演出を笠井友仁、舞台美術・映像をサカイヒロトが手がけ、出演者には岸本昌也、坂口修一、澤田誠、若旦那家康が名を連ねた。開幕に際し、坂口は「くるみざわしんから黒い犬メンバーへ当てがきでの新作『犬の観覧車』 人間のいなくなった犬の街にそびえ立つ直径300mの観覧車 動かないはずの観覧車がある日動き始める そのゴンドラに飛び乗った4匹の犬たちによるほとばしる主張のぶつけ合い そんなお話です それぞれの主張をする犬たちは、まるで身近なあの人のよう 悲しくも滑稽で美しい寓話劇、 ぜひお見逃しなく!」とコメント。
笠井は「黒い犬『犬の観覧車』が、いよいよ始まります! 4名の出演者の演技はもちろん、舞台美術と音響も今回の作品づくりに欠かせません! 演技、舞台美術、音響の至高の組み合わせをお楽しみください! 大阪市立芸術創造館でお待ちしています!」と来場を呼びかけた。上演時間は約1時間15分で、公演は6月2日まで。
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