亡霊となった元カノのために死者の世界へ、タイのヒット作ホラーが9月に日本公開
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「サッパルー!街を騒がす幽霊が元カノだった件」ポスタービジュアル
第19回大阪アジアン映画祭の特集企画「タイ・シネマ・カレイドスコープ2024」内で上映された「葬儀屋」が、邦題を「サッパルー!街を騒がす幽霊が元カノだった件」に改め、9月26日より東京の新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開されることが決定。ポスタービジュアルと特報が解禁された。
本作はタイで興行収入30億円を記録、タイの2023年興行収入ランキングで1位に輝いた“マルチバース・ラブ・ホラー”だ。霊の存在が信じられているタイ東北部のイサーン地方で、妊婦バイカーオの亡霊を目撃する住人が多数現れる。しかし同じ街に住むバイカーオの元カレ・シアンのもとには一向に姿を見せない。どうしてもバイカーオに会って話がしたいシアンは、霊体になってバイカーオのいる死者の世界へ向かうため、街でただ1人の葬儀屋に幽体離脱の術を伝授してくれと頼み込む。老い先の短さを自覚している葬儀屋は、息子と共に葬儀屋を継ぐことを条件に指南を開始するのだった。
監督を務めたティティ・シーヌアンが脚本も執筆。舞台となるイサーンは、「撮影中もずっと霊の存在と共にあった」というくらい霊との共存が当たり前に受け入れられているその地域で、現代では見られない独自の儀式、方言、文化をベースに製作され、本国で大きな注目を浴びた。
今回解禁された日本版のポスタービジュアルでは、亡霊バイカーオの恐ろしい存在に翻弄されるシアンや町民たちの姿が写し出されている。さらにYouTubeで公開された特報映像には、肩車するバイカーオ、ベッドで馬乗りになるバイカーオ、街を歩き回るバイカーオなどのシーンが収められた。
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