やり直せない人生の受け入れ方を描く、道産子男闘呼倶楽部『きのう下田のハーバーライトで』
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道産子男闘呼倶楽部『きのう下田のハーバーライトで』チラシ
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すべて見る2025年9月23日(火)〜28日(日)、東京・浅草九劇にて道産子男闘呼倶楽部の『きのう下田のハーバーライトで』が上演される。
道産子男闘呼倶楽部は扉座の犬飼淳治、モダンスイマーズの津村知与支によって2014年に結成されたユニット。ふたりがともに北海道出身であったことから、「道産子」をキーワードにしつつ、地方色を大事にした芝居を発表してきた。結成以来、およそ1〜2年に一度のペースで公演を行ってきた彼ら。今回の『きのう下田のハーバーライトで』は、2023年10月の初演以来、約2年ぶりの再演となる。

モダンスイマーズの蓬莱竜太が作・演出を務める本作は、下田のモーテルに宿泊している、50歳を前にしたふたりの男の夜を描く物語。かつては実演販売でテレビによく出演していた男と、その付き人兼マネージャー。付き人は相部屋で眠る男を見ながら、大学時代の出会いから今までを振り返る。どうしてこうなってしまったのか、このままでは自分の人生は失敗だと感じてしまう。「やり直せない人生をどう抗い、どう受け入れるか」、毎夜繰り返されるふたりの小さな物語が紡がれる。

チラシには、映画のチラシさながらにさまざまな有名人の推薦コメントが並んでいる。例えば脚本家・映画監督の足立紳は「あの目を逸らしたいんだけど、どうしても惹きつけられてしまう同世代の男ふたりが帰ってくるのか、、と微妙な気持ちになりました。あのお芝居を観たあと、『ああ、これ俺が作ったものだったらなあ』なんて思ってしまったからです」、土居志央梨は「きっとこんな瞬間があるから人生ってやめられないんだなぁ、そんなものがたくさん詰まっていました」と賛辞を寄せる。
本作は東京公演の後、10月3日(金) から5日(日) 札幌・シアターZOOで、10月7日(火) 函館・KURURAでも上演。初演から2年分の歳を重ね、共に50代となったふたりが見せる男の人生の振り返りを、劇場で味わってほしい。
<公演情報>
道産子男闘呼倶楽部『きのう下田のハーバーライトで』
作・演出:蓬莱竜太
出演:犬飼淳治 津村知与支
【東京公演】
2025年9月23日(火)~28日(日)
会場:浅草九劇
【北海道公演】
2025年10月3日(金)~5日(日)
会場:扇谷記念スタジオシアターZOO
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/dosankootokokurabu2025/
公式サイト:
https://dosanko-otoko.com/
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