12歳の少年が「僕を産んだ罪」で両親を告訴『存在のない子供たち』7月公開
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映画『存在のない子供たち』が、7月から東京・シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国で公開される。
『第71回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門審査員賞、エキュメニカル審査員賞を受賞した同作は、「僕を産んだ罪」で両親を告訴した中東の貧民窟出身の少年ゼインを主人公とした作品。両親が出生届を出さなかったため自分の誕生日も知らず、法的には社会に存在すらしていない12歳のゼイン役をはじめ、出演者のほとんどは似た境遇にある素人が演じている。英題は『Capernaum』。
メガホンを取ったのは、2007年の映画『キャラメル』で監督、脚本、主演を務めたレバノン出身のナディーン・ラバキー。『存在のない子供たち』のリサーチには3年を費やしたという。なおラバキー監督は5月14日から開催される『カンヌ国際映画祭』ある視点部門の審査員長を務める。