『シュガー・ラッシュ:オンライン』で友情を歌い上げた青山テルマが語る AIとのキズナ
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青山テルマ
ゲームのキャラクター、ラルフとヴァネロペの冒険を描く『シュガー・ラッシュ:オンライン』のMovieNEXが4月24日(水)に発売される。本作で日本版エンドソング『InThisPlace~2人のキズナ』を手がけた青山テルマに、歌に込めた思いや、大切にしている“キズナ”についてのエピソードを聞いた。
エンドソングのオファーを受けた際は「私はディズニー映画が大好きだったので光栄でした」と喜びながらも「その後、プレッシャーと嬉しい気持ちが交互していきました」と言う。「それで、映画を観終わった人が、その世界観を家に持って帰れるようにと、ストレートで分かりやすい言葉を選んで歌詞にしました」
アーケードゲーム“シュガー・ラッシュ”の天才レーサー、ヴァネロペと、彼女の大親友でゲームの悪役、ラルフ。ある日、ゲーム機のハンドルが壊れてしまい、ふたりは交換部品を調達しようと、ゲームの世界を飛び出し、インターネットの世界へ入り込む。そこでヴァネロペは新たな夢を見つけ、ふたりの友情は新たな局面を迎えることに。「私も大学に進学したとき、毎日会っていた親友と離れ離れになったので、ふたりの気持ちはすごくよく分かりました。でも、彼女とはいまだに大親友だし、会えばずっと一緒にいたかのような空気感になれます。離れていてもお互いに応援し合い、思いやる気持ちが大事だなと思います」
同じアーティストとしてリスペクトするAIとは、家族のような“キズナ”を育んできたそうだ。「AIちゃんは、私がLAでオーディションを受けたときに声をかけてくれました。それからAIちゃんの東京の家に遊びに行ったり、歌の現場におじゃましたりしていますが、私にとっては、ターニングポイントになった出会いでした。今はふたりめのお子さんが産まれたばかりで、育児に忙しいと思うからそこまで会えていませんが、AIちゃんの妹も大親友だし、家族みたいな感覚でつき合わせてもらっています」
インターネットの構造を、ユニークなキャラクターを交えて分かりやすく紹介している本作。バラエティ番組で発する歯に衣着せぬコメントで人気の青山だが、エゴサーチは一切しないそうだ。「私は自分が人からどう見られているかについて興味がないです。インターネットの書き込みはトイレの落書きと一緒で、知らない人がストレス発散で書くことも多いから、その人の発言に自分が惑わされる必要はないかなと。人それぞれに意見があり、私も自分の言うことがすべて正しいとも思っていないし、ましてや好感度を狙いたいわけでもないので。たとえ私が間違った行動をしたとしても、スタッフや自分の大切な人が叱ってくれると思いますし、悪いと思ったことは、自分でちゃんと反省します。エゴサーチなどをする時間があるのなら、自分が興味のあることを検索したいです」
新たな夢に向かって邁進するヴァネロペには、大いに共感できたという青山。彼女もアーティストとしての夢を掴んだひとりだが、その秘訣について尋ねると「ただ夢中になることです」と答えてくれた。「夢中になれば、努力も努力だと思わないし、やめようとか、諦めるとかいう選択肢もなくなります。特別なことをするよりも、夢中になって楽しんだほうがいいです。また、本作を観ると、自分の夢はもちろん、相手の夢も応援できるような温かい気持ちになれるのではないかと。ぜひご覧ください!」
取材・文:山崎伸子
『シュガー・ラッシュ:オンライン』MovieNEX
4月24日(水)MovieNEX発売、先行デジタル配信中
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