熊川哲也、エドガー・ドガの絵画に興味津々「買えるものなら買いたい」
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熊川哲也
展覧会「印象派への旅 海運王の夢 ─バレル・コレクション─」が、明日4月27日から6月30日まで東京・Bunkamura内のザ・ミュージアムで開催される。これに先駆け本日4月26日に報道内覧会が行われ、オーチャードホール芸術監督の熊川哲也が取材に応じた。
「印象派への旅 海運王の夢 ─バレル・コレクション─」は、海運王ウィリアム・バレルのコレクションを集めた展覧会。80点に及ぶ出展作品の中には、バレエを題材にしたエドガー・ドガの絵画「リハーサル」といった日本初公開の作品が多く含まれている。
「リハーサル」の絵を前にした熊川は「昔からドガの作品に慣れ親しんできたので、興奮しています」と感慨を述べつつ、絵画を指差しながら、「ほら、眼鏡をかけた男性が奥にいるでしょう。この『リハーサル』には、今でも踊り継がれている名作『ジゼル』を作ったジュール・ペローの姿が描かれているんです」と解説。また、「(金額は)いくらなのかな? 買えるものなら買いたいです。5億だったら買ってもいいかな……冗談ですよ!(笑)」と笑顔を見せた。
コレクションを鑑賞することと、ダンサーとしてパフォーマンスを披露することに共通する部分はあるか?とインタビュアーから問われた熊川は「もちろんです。作品を世に生み出してくれた人たちの息吹を感じ、彼らと対等な立場で“会話”をしたいと考えながら、いつも作品を制作しています」と明かす。最後に熊川は、今年2019年9月にBunkamuraが30周年を迎えることに触れ、「Bunkamuraを、これからもこよなく愛していただきたいです」と来場者にメッセージを送った。