泣く、うめく、吠える!演劇部顧問たちの熱い一夜描く「演劇▽顧問」開幕
ステージ
ニュース
「演劇▽顧問」より。
「演劇▽顧問」が、昨日4月26日に東京・神保町花月で開幕した。
□字ックの山田佳奈が脚本・演出を手がける本作は、全国高等学校演劇大会の慰労会に集まった各校の顧問の、“正義”を描いた物語。出演者には、□字ックのメンバーをはじめ、しずるの池田一真と村上純、カートヤング、バイク川崎バイク、ヒラノショウダイらお笑い芸人たちが名を連ねている。
物語の舞台は、カラオケが設置された居酒屋の個室。教師の1人が歌う「蒲田行進曲」が流れる中、お局気質の古典教師・日高(日高ボブ美)が、「生徒たちに“不倫劇”を上演させた」と国語教師・山田(山田佳奈)を厳しく追及していた。英語教師・平野(ヒラノ)と国語教師・水野(水野駿太朗)が止めに入るが、事態は収まらない。一方、数学教師・池田(池田)は、審査員・村上(村上)にことあるごとに噛み付き、負の感情をぶつけていた。池田と村上の過去の確執が明らかになると、慰労会はさらに険悪なムードになり……。登場人物は、マイクを片手に独白調で心情を吐露する。
山田、日高、ヒラノ、水野らが、汗をほとばしらせながら泣き、うめき、吠える。彼らが自身の“正義”を盾に、全力でぶつかり合う様に注目だ。一方で、池田や村上、カートヤング、バイク川崎バイクがテンションを抑えた演技で笑いをさらう、俳優と芸人の“守備範囲”の逆転も、本作の見どころの1つ。また、バイク川崎バイクとカートヤングの、どこまでがアドリブかわからないテンポのよい掛け合いに、会場は笑いで包まれた。上演時間は約1時間40分。公演は5月6日まで。
「演劇▽顧問」
2019年4月26日(金)~5月6日(月・振休)
東京都 神保町花月
脚本・演出:山田佳奈
出演:しずる、カートヤング、バイク川崎バイク、ヒラノショウダイ、日高ボブ美、大竹ココ、水野駿太朗、山田佳奈
※「演劇▽顧問」の▽はハートマークが正式表記。