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冷戦下の恋人たち描く「COLD WAR」、モノクロで作られた理由明かされる

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「COLD WAR あの歌、2つの心」新場面写真

第71回カンヌ国際映画祭で監督賞を獲得した「COLD WAR あの歌、2つの心」より、新場面写真と監督コメントが到着した。

「イーダ」のパヴェウ・パヴリコフスキが監督を務めた本作は、冷戦下のポーランドで出会った歌手志望の女性・ズーラとピアニスト・ヴィクトルの出会いと別れを描くラブストーリー。ズーラをヨアンナ・クーリグ、ヴィクトルをトマシュ・コットが演じた。

舞台となったのはポーランド、独ベルリン、ユーゴスラビア、仏パリ。解禁された場面カットでは、ポーランドの民族舞踏団“マズレク”のステージやパリのジャズバーで歌うズーラが写されている。

パヴリコフスキは前作「イーダ」をモノクロで制作したため、今回はカラー映画にしようと考えていたという。しかし「結果、この映画をカラーで作ることはできないと気付いた」と続け、「本作の時代の中心である1950年代のポーランドは色に溢れた国ではなかったため、カラーにすることは“嘘”になると思った」と、モノクロに仕上げた理由の一部を語った。また「もっとドラマティックに見せるため、特にパリの部分はコントラストを強調した」とも述べている。

第91回アカデミー賞の監督賞、撮影賞、外国語映画賞にノミネートされた「COLD WAR あの歌、2つの心」は、6月28日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。