祝え!新たなるキャラソン誕生を「仮面ライダージオウ」救世主の宴で白ウォズ見納め
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5月4日に開催された「仮面ライダージオウ スペシャルイベント 救世主の宴」より、キャストトークショーの様子。
「仮面ライダージオウ スペシャルイベント 救世主の宴」が、5月4日に東京・グランドプリンスホテル新高輪にて開催。常磐ソウゴ役の奥野壮、明光院ゲイツ役の押田岳、ツクヨミ役の大幡しえり、ウォズ役の渡邊圭祐、ウール役の板垣李光人、オーラ役の紺野彩夏、スウォルツ役の兼崎健太郎が出演した。
第1部では、仮面ライダージオウ、仮面ライダーゲイツ、仮面ライダーウォズらが登場するスペシャルショーを実施。劇中では、ウォズ曰く「大学に行かず、かと言って就職もしない、仮面ライダーでなければ単なるニート」となってしまった主人公・常磐ソウゴが5月病をわずらうという物語が描かれた。「なんか行ける気がしない……」と嘆くソウゴが、戦意を失ったショッカー戦闘員と友情を育む一方、ゲイツとウォズは“ショッカーが支配する別の未来”からやって来たショッカー戦闘員と戦いを繰り広げた。
この「救世主の宴」には、兼崎が特別に参加。タイムジャッカーによって時間を止められたシーンでは、ゲイツとウォズが動きを止めなければならなくなるが、兼崎はスウォルツとしてアドリブを連発する。渡邊と押田に奇妙なポーズを取らせて「今日のごはんは鼻クソです」「服着てるようで全裸です」などと勝手なアテレコをして楽しんでいた。
また中盤にはショッカー戦闘員と仮面ライダークイズが観客に「ジオウの中でもっともかわいいと“我輩が”思うのは? A.ツクヨミ、B.オーラ」という2択クイズを出題。しかし答えは選択肢になかった「ウール」で、全員不正解となってしまった。
こういったヒーローショーでは、観客が「がんばれー!」という声援で仮面ライダーに力を送るのが通例。しかし今回は「5月病の人間に『がんばれ』は逆効果よ!」というツクヨミの提案により、「平成終わったじゃん、平成ライダーの俺なんかもう必要ないよ」といじけるソウゴを観客が「そんなことないよー!」と元気付ける。さらに「ソウゴ、大丈夫だよー!」という声に勇気をもらったソウゴは、無事仮面ライダージオウに変身。ウォズに「祝え! まさに5月病を乗り越えた瞬間である」と祝福を受けたのち、最後には仮面ライダージオウトリニティに変身して敵・オーマショッカーを倒した。
そして第2部からは、キャスト7人によるトークショーが展開された。この日渡邊は、第30話で消滅してしまったキャラクター・白ウォズの衣装で登場。「お久しぶりです。今日で見納めです」と言う渡邊にファンが声援を送ると、奥野が慌てて「みんなわかってる!? コイツ悪いやつだからね!」と訂正する。また渡邊は、白ウォズを演じ分ける際のポイントを「腰から上をそらすことですかね。すごい家で練習しましたもん。姿見を買いましたね」と告白し、撮影現場でそのモノマネが流行したことも明らかになった。
トーク中、大幡に“女子チーム”に組分けされてしまった板垣は「カメラマンの松村(文雄)さんは、僕の性別をいまいちわかってないみたいで……。『女の子は傘差してなさい』って言うとき、僕もそこに含まれてる(笑)」と打ち明ける。特撮界の“レジェンドカメラマン”松村に関しては、渡邊も「僕(ウォズじゃなくて)ウッズって呼ばれるんですよ。そうすると監督まで『ウォ……あ、ウッズ』って言い直しますから」と、兼崎も「俺もいろいろ混ざったのか、スウォズって呼ばれたことある」と続けて笑いを誘った。
「祝え!お話王の誕生を」のコーナーでは、それぞれが名シーンの写真を紹介し“ジオウ愛”を競うことに。クジゴジ堂でのシーンを選んだ奥野は「みんなで一緒にごはんを食べて、お芝居を上達させた、原点と言える場所」と愛を明かす。ジオウトリニティの変身シーンを挙げた押田は、ゲイツとウォズがCGで時計に変えられるまで、必死に苦しむ演技をしていると告白。毎回「どれだけ長く僕らの姿のままいられるか」の挑戦をしているそうで、渡邊とともにその姿を実践して観客を驚かせる。コーナーの最後には、押田、奥野、渡邊、生瀬勝久の“ウヒョ顔”写真を選んだ兼崎が優勝した。
終盤にはキャストが名ゼリフや生変身を披露。「祝え! 新たなる歌の誕生を」と銘打たれたライブコーナーでは押田が「FUTURE GUARDIAN」、奥野が「ジオウ 時の王者」を歌唱したのち、渡邊が新たなキャラクターソングをパフォーマンスして会場を盛り上げる。さらにこの日は板垣、紺野、兼崎の3名がタイムジャッカーのキャラクターソングを歌うというサプライズで観客を喜ばせた。これらの新曲の詳細は、追って解禁される予定だ。
最後に奥野が「ジオウはまだまだ続きます。最後まで応援お願いします」と挨拶し、ゲストの仮面ライダーGIRLSとキャストが「Over “Quartzer”」を歌唱したのちにイベントは終了した。
なお5月3日、4日の2日間にわたり開催された本イベントの模様は、9月11日発売のDVDに収録される。