カンヌある視点グランプリ作「ボーダー」公開、「ぼくのエリ」原作者の小説を映画化
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「ボーダー 二つの世界」
第71回カンヌ国際映画祭のある視点部門グランプリに輝いた「Border(英題)」が、「ボーダー 二つの世界」の邦題で10月11日に公開される。
「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストによる小説をもとにした本作。イラン系デンマーク人である本作の監督アリ・アッバシと、リンドクヴィスト自身が共同で脚本を手がけた。スウェーデンのアカデミー賞と称されるゴールデンビートル賞では作品賞を含む6部門に輝き、第91回アカデミー賞ではメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされた。
本作の主人公は、人並み外れた嗅覚を持ちながらも、醜い容貌のせいで孤独と疎外を強いられる税関職員の女性ティーナ。勤務中に不気味な旅行者ヴォーレに出会い次第に惹かれていくティーナだったが、ヴォーレには彼女の出生に関わる秘密があると明らかになる。エヴァ・メランデルがティーナ、エーロ・ミロノフがヴォーレを演じた。
ギレルモ・デル・トロが「強い詩。社会に見捨てられた者が人生において愛と怒りの間で選択を迫られる、大人のためのおとぎ話。メイクアップFX(特殊メイク)に興味があるなら、これ以上にいいものはない」と評価した本作。各国の映画祭で「ショッキングすぎる」と言われたシーンも含め、日本ではノーカット完全版で公開される。
「ボーダー 二つの世界」は東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。
※「ボーダー 二つの世界」はR18+指定作品
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