ぜんぶ君のせいだ。特等席の咎憐无に捧げた「淡紅送り」
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咎憐无(撮影:関上貴也)
ぜんぶ君のせいだ。が5月6日にワンマンライブ「ぜんぶ君のせいだ。緊急ワンマンLIVE~淡紅送り~」を開催した。
定刻を迎え、おなじみのSEが流れる中でステージに現れたのは如月愛海、ましろ、一十三四の3人。この日の公演をもってグループを卒業する咎憐无は、フロアに用意された特等席に登場し、3人のライブを見守る形となった。「Cult Scream」で勢いよくライブをスタートさせた3人はあえて咎憐无のパートを歌わず、4人体制と同じ歌割りでライブに臨む。「革鳴前夜」で3人がステージ中央で手を重ねながらエモーショナルな歌声を響かせると、フロアでライブを観ていた咎憐无は思わず目に涙を浮かべていた。
咎憐无の指示のもと患い(ぜんぶ君のせいだ。ファンの呼称)たちが右へ左へ大移動するのが通例となっていた「ルーザーごすぺる」では、彼女の指示がなくても患いたちがフロアを移動。また「歩兵ディストピア」では咎憐无のパートを患いたちが大合唱し、会場内に盛大なシンガロングを響かせた。メンバーが1人欠けた状態でもぜん君。は熱のこもったパフォーマンスを繰り広げ、その勢いに呼応するように会場内の熱気はどんどん上昇していった。
ライブ終盤、「キミ君シンドロームX」の歌唱中には、ましろが「とがれ、ちゃんと観てるかー!」と絶叫。本編最後の楽曲「唯君論」では如月が「いや、大丈夫。」の歌詞を「大丈夫なわけないじゃん。とがれがいなくなるんだよ!」と患いたちを煽り、フロアから盛大な声を引き出してた。計15曲を歌い終えた3人はいつも通りフロアに向けて挨拶し、ライブ本編の幕を閉じた。
熱烈なアンコールに応えてステージに再び登場した3人はステージを降り、特等席でライブを観ていた咎憐无に歩み寄る。3人が咎憐无と指切りを交わすと、「無題合唱」のパフォーマンスへ。ステージに戻った3人は時折フロアの特等席に目線を送りながら歌声を届け、会場内はエモーショナルな空気感に包まれていた。3人がアンコールで3曲歌い終えると咎憐无もステージに上がり、4人でMCを展開。3人のライブを見守っていた咎憐无は「想像以上に患いさんのこともメンバーのことも愛していたんだなってことに気付かされました」と自身の思いを口にした。如月は3人でのパフォーマンスを振り返り、「咎憐无がいてくれたこの2年半が本当にでかかったんだなって思い知りました。この4人を観に来てくれてありがとうございました」と、患いに挨拶をした。最後に咎憐无は3人に向けて「続きをとても楽しみにしています」という言葉を贈り、グループをあとにした。
アンコールを終えても会場内の熱気は冷めやらず、ライブはダブルアンコールに突入。ここで新メンバーとして凪(なぎ)あけぼのと征之丞十五時(ゆきのじょうおやつ)が登場し、患いたちを驚かせる。グループの新衣装に身を包んだ5人は「うぇゆうぇゆうぉっ~ヒネクレノタリ~」をパフォーマンス。歌唱後、如月は「とがれ、ありがとうね。新生ぜん君。よろしくお願いします!」と挨拶し、この日の公演をフィナーレに導いた。
ぜんぶ君のせいだ。「ぜんぶ君のせいだ。緊急ワンマンLIVE~淡紅送り~」2019年5月6日 新宿LOFT セットリスト
01. Cult Scream
02. WORLD END CRISIS
03. 革鳴前夜
04. オルタナティブメランコリー
05. ルーザーごすぺる
06. みすふぃっとらう"ぁーず
07. ぼっちコネクト終
08. せきららららいおっと
09. 歩兵ディストピア
10. 痛カルマバ◯ス
11. ロマンスセクト
12. Sophomore Sick Sacrifice
13. キミ君シンドロームX
14. 唯君論
<アンコール>
15. 無題合唱
16. 僕喰賜君ノ全ヲ
17. おもひうた
<ダブルアンコール>
18. うぇゆうぇゆうぉっ~ヒネクレノタリ~