映画「宮本から君へ」に井浦新、一ノ瀬ワタル、ピエール瀧、佐藤二朗が出演
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映画「宮本から君へ」キャスト。上段左から松山ケンイチ、蒼井優、池松壮亮、井浦新。下段左から星田英利、一ノ瀬ワタル、佐藤二朗、柄本時生、古舘寛治。
池松壮亮が主演を務める映画「宮本から君へ」の新キャストが明らかに。井浦新、一ノ瀬ワタル、ピエール瀧、佐藤二朗が出演することがわかった。
ドラマ版が2018年4月から6月にかけて放送された、新井英樹のマンガを原作とする「宮本から君へ」。映画版では、池松演じる宮本浩と蒼井優扮する中野靖子が“究極の愛の試練”にさらされる。
井浦が演じるのは、宮本と靖子の関係をつなぐ重要なキャラクター・風間裕二。どうしようもない遊び人だが、靖子の心にすみ着く元恋人という役どころだ。井浦は「この作品が放つ生命感溢れる熱量に吹き飛ばされまいと、全身全霊で現場にしがみついていた」と撮影を振り返る。
33kgの増量を経て一ノ瀬が扮するのは、ラグビー部に所属する怪力の持ち主であり、紳士的な顔と欲望に忠実な顔を持ち合わせる怪物・真淵拓馬。「真淵拓馬は絶対に自分にしか出来ない」と自信を見せる一ノ瀬は「撮り終わったら死んでも良いと覚悟して挑んだ作品です。ありったけの魂を込めました。この映画、観てください!!!!!!!!」とメッセージを送っている。
瀧は、拓馬の父であり宮本の得意先の部長である真淵敬三役で出演。敬三の親友・大野平八郎役を務めた佐藤は「皆で渾身の思いで拵えた作品です。是非、劇場でご覧ください」と述べた。なお瀧は3月に麻薬取締法違反容疑で逮捕されたが、本作の撮影は2018年9月29日から10月30日の期間に完了。今後は法律に従って瀧への裁定が下されることとなり、それ以上の措置について本作が関与するものではないという結論に。製作委員会の総意のもと、改稿・追加撮影を行わないまま劇場公開する運びとなった。
ドラマ版と同じく監督を務めた真利子哲也は「今、このタイミングにしか映画にできない自負がありました。ここで失敗したらもう誰も映像化できないという勝手な責任感もありました」とコメント。「この映画の顔ぶれに微塵も悔いはありません」と断言している。
映画「宮本から君へ」は2019年秋に全国で公開。ドラマ版に出演した柄本時生、星田英利、古舘寛治、松山ケンイチも続投する。
※古舘寛治の舘は舎に官が正式表記
井浦新 コメント
撮影時、この作品が放つ生命感溢れる熱量に吹き飛ばされまいと、全身全霊で現場にしがみついていた。その中心で熱苦しいほどのエネルギーを生み出している池松君と蒼井さんのぶつかり合いは、正に鬼神の如く、その凄まじさを観たら始まりから終わりまで全編がクライマックスに漲っていた。なんてべらぼうな映画だ。
一ノ瀬ワタル コメント
映画「宮本から君へ」がいよいよ公開します。僕が原作に出会った直後にこの役をやれるチャンスを頂き運命的なものを感じました。真淵拓馬は絶対に自分にしか出来ないという自信と強い想いがあります。より拓馬に近付く為2ヶ月間で30kg以上の増量もしました。この作品を撮り終わったら死んでも良いと覚悟して挑んだ作品です。ありったけの魂を込めました。この映画、観てください!!!!!!!!
佐藤二朗 コメント
僕が新井英樹作品を大好きな理由の1つが、何かを引きかえに描いてるとしか思えない、壮絶で豊饒なキャラクターたちだ。今回、そのキャラクターの1人を演じられることに悦びと畏れを感じつつ、皆で渾身の思いで拵えた作品です。是非、劇場でご覧ください。
真利子哲也 コメント
ついに実写化の舵が切られ、分厚くて重たい定本を握りしめ、ボロボロになるまで読み込み書き込み、かなり手強いこの原作をどうやったら映画にできるか、みんなで真剣に向き合いました。やがて一癖も二癖もある役者たちが集まってきて、現場はより一層の執念と活気で溢れました。今、このタイミングにしか映画にできない自負がありました。ここで失敗したらもう誰も映像化できないという勝手な責任感もありました。宮本に負けず劣らず、這いつくばって完成させた映画をでっかいスクリーンで観たときの、理屈抜きで気持ちが解放されたあの感触。子供に返ったみたいに老いも若きも男も女も、みんな一緒になって朝まで語らって歌ってました。この映画の顔ぶれに微塵も悔いはありません。
(c)2019「宮本から君へ」製作委員会