s**t kingzが園児と即興ダンス?! 踊る絵本『あの扉、気になるけど』発売記念イベント開催
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ダンスパフォーマンスグループ、s**t kingzの初プロデュースによる踊る絵本『あの扉、気になるけど』の発売を記念して、発売日の5月16日にどろんこ保育園にて園児との交流イベントが開催された。
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『あの扉、気になるけど』は「公演やライブなどに足を運ぶのが難しい小さな子ども達にも、最前線のダンスエンターテインメントに触れて欲しい」という想いから誕生した絵本。作画をメンバーのNOPPOが担当したり、ページに仕込まれたQRコードから物語と連動したオリジナルダンス動画を見ることが出来たりと、こだわりが詰まった1冊となっている。今回のイベントも、子どもから大人まで幅広い世代に楽しんでもらえるこの絵本の魅力を、s**t kingzが直接子どもたちに届けたいという想いから開催された。
何が起こるのか楽しみに待ちながら目をキラキラさせた子どもたちに「s**t kingzのお兄さーん!」と呼び込まれると、絵本の登場人物であるネコ(kazuki)、犬(Oguri)、ロバ(NOPPO)、ニワトリ(shoji)に扮したs**t kingzが登場。自己紹介を終えると、それぞれの動物のポーズを音楽に合わせて表現する即興ダンスで子どもたちとの距離をぐっと縮め、室内には楽しそうな笑い声が飛び交った。ダンスの後には、s**t kingzから子どもたちに『あの扉、気になるけど』をプレゼント。短い時間の中ですっかり仲良くなった子どもたちと写真撮影でイベントを締めくくった。
イベント後の囲み取材では、園児との交流を振り返ってshojiは「すごく楽しかったです。その反面、子どもたちの最初の反応を見て、ダンスってやっぱり難しいものとして捉えられているのかなとも感じました。もっともっと素直に楽しいと感じてもらえたら嬉しいなと思いました」と話した。
初の絵本プロデュースについて、shojiが「昨年、図書館を題材にした舞台(『The Library』)を行ったんです。そのときに、『いつか自分たちの本が図書館に並ぶといいね』という雑談から企画が始まって、ふと“絵本”というワードが出たんですよね」と制作のきっかけを明かした。shojiは、自身の子どもが通う幼稚園で紙芝居の読み聞かせをする機会があり、その時の子どもたちの反応を見て「ここに僕たちのダンスが乗っかってさらに世界観を広げたりもっと子どもたちがダンスを好きになってくれたらいいなと思って今回絵本を作りました」と語った。
絵本の物語についてkazukiは「登場人物がs**t kingzとリンクする部分があるんです。それに、s**t kingz自体も僕が皆に「やろうよ!」って声をかけて始まったグループなので、ネコが皆に呼びかけて、自分の力だけではいけない扉の向こうを目指すというストーリーも僕らの11年間と重なる部分があるので、そこも楽しんでいただけると嬉しいです」と話した。
本作は、ページに仕込まれたQRコードにスマホ・タブレットをかざせばストーリーに絡んだ全6曲のs**t kingzオリジナルダンス動画が連動する仕組みになっており、Oguriは「誰が見ても面白いエンターテインメントになるような本にしたくて、絵本の世界観を引き継ぎつつ、映像を見たときに『オシャレだな、かっこいいな』と思ってもらえるような作品になったと思います」とコメント。
また、本作のイラストを担当したNOPPOは「ストーリーがポジティブでハッピーだし、少ない言葉でストーリーを伝える力強さを感じました。そこに、僕の絵の優しいテイストが加わることで、打ち解けやすいと思ってもらえる作品になればいいなと思って。ダンスを考えるときにも、正面からだけじゃなくて色んな角度から楽しんでもらえるように作っているので、今回の絵本も色んな視点で楽しむことができればいいなと思って作りました」と話す。さらに、もともと絵を描くことが好きだったといい、「久しぶりに絵を描いてみて、自分は絵が大好きなんだと感じましたし、今回イラストを描く機会を頂いて新しい扉を開いた気がしました。なので自分ができないと思っていたことにも、これからはもっとチャレンジしていきたいです」と語った。(神人未稀)