『内田吐夢映画祭』で『限りなき前進』など11本上映 四方田犬彦のトークも
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特集上映『「無明 内田吐夢」(四方田犬彦 著・河出書房新社)刊行記念 生誕121年 内田吐夢映画祭』が、5月25日から東京・池袋の新文芸坐で開催される。
四方田犬彦の著書『無明 内田吐夢』の刊行を記念して行なわれる同イベント。映画監督・内田吐夢による全11作品を上映する。
上映作品は、依田義賢脚本による1960年の作品『妖刀物語 花の吉原百人斬り』をはじめ、戦後、中国に残留していた内田が旧友の協力を得て制作した復帰作『血槍富士』、内田と親交の深い小津安二郎原作による『限りなき前進』、高倉健出演による『人生劇場 飛車角と吉良常』、16ミリで撮った映像を35ミリに伸ばす特殊な手法を編み出した『飢餓海峡』、労働、民族、連帯などの問題を描いた『どたんば』、低予算、ワンセットという制約のなか挑んだ『たそがれ酒場』、戦争を起こす男たちの抗議を描く『酒と女と槍』、清元や仮面劇、アニメーションを導入した『恋や恋なすな恋』、近松門左衛門原作による『暴れん坊街道』『浪花の恋の物語』。
5月25日の『妖刀物語 花の吉原百人斬り』上映後には、四方田犬彦によるトークショーとサイン会を実施。スケジュールなどの詳細は新文芸坐のオフィシャルサイトで確認しよう。