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根本宗子、ギャンパレに求めるのは“エモーショナルな表現”

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根本宗子

PARCOプロデュース「プレイハウス」の作・演出を手がける根本宗子の取材会が、4月下旬に開かれた。

本作は、4月にメジャーデビューしたアイドルグループ・GANG PARADEらをキャストに迎えたミュージカル。WACKのアーティストや松隈ケンタの楽曲のファンであるという根本は、これまでにもプー・ルイやファーストサマーウイカと演劇作品を作ってきた。

今作で主演を務めるGANG PARADEの魅力について、根本は「ギャンパレは“チーム感”があって、全員でお客さんにパフォーマンスを届けようという意識が高いグループなんです」と述べつつ、「今回のキャスティングは熱量重視。お芝居の技術とはまた違ったところで、エモーショナルな表現を見せてくれると思います」と期待を込める。

また根本は、GANG PARADEのキャッチフレーズが“みんなの遊び場”であることから着想を得て、物語の舞台を新宿歌舞伎町にしたと話し、「風俗嬢の女の子たちを中心にした群像劇という大筋は考えていたのですが、改めてヒアリングの時間をもらって、ギャンパレメンバーに根掘り葉掘り話を聞きました。私が主宰する月刊『根本宗子』に劇団員がいた頃、キャストの近況を聞きながら脚本を書いていたので、作り方としては昔の自分のやり方に近いかもしれません。この『プレイハウス』では、女の子の切実な思いをギャンパレの楽曲に乗せて描けたらと思います」と構想を明かした。

本作にはGANG PARADEのメンバーのほか、全体のストーリーをつなぐ役割を担うカリスマホスト役の磯村勇斗や、栗原類、鳥越裕貴、富川一人、ブルー&スカイ、猫背椿が出演する。根本は各出演者のキャスティング理由や役どころについて説明しながら、「そう言えば、ブルー&スカイさんってギャンパレの中にいそうな名前ですよね……?(笑)」とポツリと呟き、記者の笑いを誘った。

さらに根本は、PARCOと初めてタッグを組むことについて触れ、「PARCOさんは幅広いジャンルのお芝居を手がけられているので、私がご一緒させていただけるとしたらどんなジャンルの作品になるんだろう?と考えていたんですが、PARCOさんから『夏っぽい、お祭り感があるお芝居を』とオファーをいただきました(笑)」と明かしつつ、「俳優ではない、アーティストの方々と芝居を作る機会がほかの方より多かったと思うので、これまでの経験を生かした作品作りができたらと思います」と意気込みを語った。

「プレイハウス」は、8月25日から9月1日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、9月28日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて。チケットの一般販売は6月22日にスタート。

PARCOプロデュース2019「プレイハウス」

2019年8月25日(日)~9月1日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

2019年9月28日(土)
大阪府 森ノ宮ピロティホール

作・演出:根本宗子
音楽:GANG PARADE
出演:GANG PARADE(カミヤサキ、ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ユイ・ガ・ドクソン、ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ハルナ・バッ・チーン、月ノウサギ、ナルハワールド)/ 磯村勇斗 / 栗原類、鳥越裕貴、富川一人、ブルー&スカイ、猫背椿