劇場版「ジオウ」は“平成仮面ライダーの最終回”、DA PUMPはダンス封印
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左からISSA、奥野壮。
「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」の製作発表会見が、本日5月22日に東京都内で開催され、奥野壮らレギュラーキャストとゲストのDA PUMP、監督の田崎竜太が登壇した。
「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」は、特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」の“本当の最終回”に位置付けされる劇場版。劇中では、主人公・常磐ソウゴがすべてのライドウォッチを集めたとき、歴史の管理者を名乗る集団クォーツァーが現れ、王誕生に隠された大いなる陰謀が明らかになっていく。
会見ではまずレギュラーキャストと田崎が登壇。ソウゴ役の奥野は、この映画について「観ている方々が『こんなことが起こっていいの!?』となるような見どころがたくさんあります」と自信をのぞかせる。明光院ゲイツ役の押田岳が「前回の映画(『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』)では仮面ライダービルドの先輩方や仮面ライダー電王役の佐藤健さんに助けていただいて、いい映画になった。今回はジオウ単独作品なので、僕たちの力だけで作品を作らないといけないプレッシャーがあったのですが、楽しんで撮影できました」と言うと、ツクヨミ役の大幡しえりも「自分たちだけの映画なので、全力で臨みたいと思いました」と意気込みを明かす。ウォズ役の渡邊圭祐は「テレビ版とはまた違う最終回が、この映画で描かれます。『こんな終わり方があるんだ!』っていうサプライズがまだまだ隠されています」とファンの期待を煽った。
「仮面ライダーアギト」から平成仮面ライダーを監督してきた田崎。本作に込めた思いを「平成仮面ライダーのアンカーを務める『ジオウ』の最終回ということは、すなわち平成仮面ライダーの最終回ということになりますね。この映画を観るお客さんたちは“令和の民”。そんな人たちに、平成仮面ライダーがいったい何を訴えかけることができるのか考えました」と語った。
ここで本作の主題歌を担当し、クォーツァー役でゲスト出演を果たすDA PUMPの7名が登壇。出演が決まった感想を「感無量」と明かすISSAだが、演技については「果たしてどうだったかわかりません。危ないかもしれないです……」と不安を口にし、田崎から「大丈夫です」と励まされる。TOMOは「ボスがISSAくん、取り巻きがうちらという、ぴったりな役をありがとうございます」と笑い、U-YEAHは「いつダンスのシーンがあるのかな?と思ったんですけど、今回はなかったので、『ダンスをしてないこの人たちはいったい何者なんだ?』って思われるかも(笑)」と、今回はダンスを“封印”したことを明かす。DAICHIは「DA PUMPで培った演技力を……」と言いかけて、ISSAから「いつの間に培ったんだ、お前!?」とツッコまれた。
本作にて、ISSA演じるキャラクターは仮面ライダーバールクスに変身。ISSAは「仮面ライダーが好きで、いつか自分も本当に改造人間になりたいと思ってきたので、本当に涙が出ました」と喜びを噛みしめる。また本作にダンスシーンがないことについて触れた田崎は「ダンスを楽しみにしている方は『リュウソウジャー』のケボーンダンスを観ていただいて……」と笑いを誘い、「体を動かすことに真摯に取り組んできた方々は、リズム感や、観客の目がどこにいくかという感覚が培われている。それは知らないうちにお芝居するうえでも武器になっていると思う」とDA PUMPの演技を絶賛した。それでもISSAは自分たちの演技に対する不安が拭いきれないようで「撮影の前日も寝られませんでしたし、今でも大丈夫だったのかな?って……」と繰り返し、奥野と田崎から「めちゃくちゃかっこよかったですよ」「ISSAさんのライダーへの愛が現れていたと思います」とフォローされた。
「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」は、「騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!」とともに7月26日から全国ロードショー。
※田崎竜太の崎はたつさきが正式表記
(c)2019 劇場版「ジオウ・リュウソウジャー」製作委員会 (c)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映