横尾忠則展『B29と原郷 - 幼年期からウォーホールまで』、ほぼ新作で構成
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©Tadanori Yokoo Photo by Tomoki Imai
横尾忠則の個展『B29と原郷 - 幼年期からウォーホールまで』が、5月31日から東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催される。
1936年に生まれ、幼少期に戦争を体験した横尾忠則。これまでの作品にも進駐軍や空襲の飛行機などのモチーフが現れているが、それは意図的に戦争をテーマにしたのではなく、記憶や体験として自然に作品の中に入り込んできたのだという。
ほとんどが新作によって構成される今回の展覧会では、ダグラス・マッカーサーのような戦後の歴史上の人物や、ターザンなどの映画の主人公、アンディ・ウォーホルのような文化的な著名人たちが題材として取り上げられる。さらに『Y字路』の作品も組み合わせることで多層的な世界を作り上げ、横尾の戦中戦後の文化的体験を総体的に回顧する展示になるという。