HiHi Jets 髙橋、美 少年 那須、なにわ男子 西畑…グループ団結の鍵を握るまとめ役ジャニーズJr.
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ドラマに映画、バラエティ、コンサート、Web……。様々なところで活躍を見せてくれているジャニーズJr.たち。グループごとに活動をすることも多く、一体感はデビュー組にも負けないほどだ。そこで、前回紹介したSixTONES、Snow Man、Travis Japanに続き、今回はHiHi Jets、美 少年、なにわ男子のまとめ役について考えてみたいと思う。
■HiHi Jets 髙橋優斗
先日、舞台『ジャニーズ銀座2019 Tokyo Experience』がシリーズ500回を達成し、注目が集まったHiHi Jets。ローラースケートが武器というジャニーズ王道のHiHi Jetsは、若いジャニーズJr.の中心的存在だ。なんでもこなす器用な井上瑞稀、やんちゃさが魅力の橋本涼、ひとクセある愛されキャラの猪狩蒼弥、クールに見えて実は不思議キャラの作間龍斗と、個性あふれる彼らのまとめ役は髙橋優斗ではないだろうか。最年長ということもあり、MCや進行を担当することが多い髙橋だが、実は相当のイジられキャラ。一生懸命やっていることが裏目に出てしまうこともあり、他のメンバーからツッコまれているシーンは少なくない。この類まれなる愛されキャラの髙橋をイジったり、フォローしたりすることでグループの一体感が良い方向に増しているように感じる。例えば、5月20日にジャニーズJr.チャンネルへ投稿された動画「【推理せよ】アイスの味当てウルフゲーム」。5人のうち1人だけが違う味のアイスを食べ、誰が仲間ハズレかを当てるというゲームだ。髙橋は一生懸命ゲームの進行を務めていたのだが、途中猪狩から「そうやって進行しようとしているのが怪しい」と疑われはじめてしまった。必死に否定をする髙橋だが、結局多数決で髙橋が当てられてしまう。しかし、髙橋に白羽の矢が立ったことでゲームは予想外の展開を見せ、大いに盛り上がっていた。髙橋を中心にしたこのワチャワチャ感は、HiHi Jetsの大きな武器になるだろう。
■美 少年 那須雄登
王道アイドル、優等生メンバーが集っている美 少年。全員がまだ10代で、フレッシュさも人気の一因である。全員が空気をしっかり読めるタイプのため、バラバラ感を感じることはほとんどない。そんな彼らの中でも、進行を務めることが多いのは那須雄登。発言が少ないメンバーに話を振ったり、企画をまとめたりと、自然とMC担当を担っている。メンバーたちも、安心して那須に任せている印象だ。以前、『週刊ザテレビジョン』で美 少年他メンバーによる他己紹介が掲載された。その中で那須の印象を「優しくていつも相談にのってくれる。自分より周りのことを考えられる人(佐藤龍我)」、「みんなをまとめてくれる。たまに、僕がやりすぎちゃうとちゃんと注意もしてくれる(金指一世)」と紹介(参考:ザテレビジョン)。那須がまとめ役なのは、他のメンバーからのお墨付きというわけだ。年齢も入所日も近い6人が集まっている美 少年。もともと団結力があるグループだが、那須のリーダーシップでより絆を固めていってほしい。
■なにわ男子 西畑大吾
関西ジャニーズJr.たちを牽引する存在のなにわ男子。メンバーの道枝駿佑と長尾謙杜は『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)に出演中、大橋和也と藤原丈一郎はバーチャルアイドルとして活動中など、徐々に全国に知名度を広げてきている。ジャニーズJr.チャンネルや『ISLAND TV』の動画を見ると、リーダーの大橋や最年長の藤原、抜群のパフォーマンス力を持つ大西流星などが進行を務めていることが多い。だが、“影のフィクサー”的ポジションからグループを団結させているのが西畑大吾だ。不動のセンターとして活躍を続ける西畑は、ソロでの活動も活発。連続テレビ小説『ごちそうさん』、『あさが来た』(いずれもNHK系)を始め、『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ系)、映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』などの演技やCM、ラジオ番組『関西ジャニーズJr. とれたて関ジュース』(ラジオ関西)のレギュラーパーソナリティ……。活躍の場は様々だ。しかし、彼の積極的なソロ活動には、グループメンバーたちに向けたメッセージが隠されている。以前密着ドキュメンタリー番組『RIDE ON TIME~時が奏でるリアルストーリー~』(フジテレビ系)で、「誰がセンターになっても輝けるグループにしたい。そのほうが強い」と語っていたことがあった。それを単に口で伝えるだけではなく、自ら率先して行ない、背中を見せて引っ張っていく。彼のその姿勢がグループの団結力に一役買っているのは間違いない。
計6グループのまとめ役をご紹介したが、ジャニーズJr.内グループはまだまだ存在する。一体感を生み出すためには欠かせないまとめ役メンバーたちに注目しつつ、彼らの活躍を見守っていきたい。(高橋梓)