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紀尾井ホール室内管弦楽団首席指揮者 ライナー・ホーネックの任期を2年延長

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(C)ヒダキトモコ

公益財団法人 日本製鉄文化財団(代表理事:榮敏治)は、2017年度より紀尾井ホール室内管弦楽団の首席指揮者を務めるライナー・ホーネック氏の任期を、2年間(2022年3月まで)延長することを発表した。ライナー・ホーネック氏が紀尾井ホール室内管弦楽団(KCO)に初登壇したのは、2008年5月(第64回紀尾井シンフォニエッタ定期演奏会)。以後、計7回の客演(内1度はソリストとして)を経て、2017年度シーズンより3年間、定期演奏会年3回出演の契約でKCO初代首席指揮者に就任。現在、第1期の最終年にあり、2020年度からは1シーズンに定期演奏会2回、および、特別演奏会「ホーネック・スペシャル(仮称)」1回の3プログラム6公演を指揮する。

紀尾井室内管弦楽団詳細

http://www.kioi-hall.or.jp/kco2019

ホーネック氏からの任期延長についてのコメント

「紀尾井ホール室内管弦楽団のファンの皆さま。この度、首席指揮者としての契約が2年間延長されたことをご報告いたします。これから先も紀尾井ホール室内管弦楽団と素晴らしい演奏会を継続できることを私自身楽しみにしています。皆さまには、ぜひ私たちとより一層お付き合いを深め、たくさんのエキサイティングなコンサート経験をしていただけることを願っています」

ライナー・ホーネック Rainer Honeck

(C)ヒダキトモコ

1961年、オーストリアの西端国境に近いネンツィング生まれ。7歳からヴァイオリンを学び始め、ウィーン音楽芸術高校でエディト・べルチンガーに師事、またウィーン・フィルのアルフレート・シュタールにもプライべートに師事した。1978年にカール・べーム基金の奨学金を得て、初めてウィーン・フィルに参加。その後、1981年にウィーン国立歌劇場管およびウィーン・フィルに第1ヴァイオリン奏者として正式に入団し、1984年より国立歌劇場管、92年からはウィーン・フィルのコンサートマスターに就任。2017年にキュッヒが定年退職した現在、同オーケストラで最も長いキャリアを誇るコンサートマスターとして活躍している。その名演奏は、小澤征爾指揮の『シェエラザード』、ティーレマン指揮の『英雄の生涯』など、多くの録音や映像ソフトでも聴くことができる。オーケストラ以外にも、ソリストとしてオーストリア、欧州、日本、アメリカなどで活躍。これまでにウィーン・フィル、ロンドン響、ピッツバーグ響、マリインスキー響などの著名オーケストラや、ブロムシュテット、ビシュコフ、アダム・フィッシャー、ガッティ、ゲルギエフ、ハーディング、マンフレート・ホーネック、ヤンソンス、ムーティ、オロスコ=エストラーダ、キリル・ペトレンコ、ティルソン・トーマスらと共演している。室内楽奏者としては、ウィーン・ヴィルトゥオーゼンの創設者兼リーダー(1989~99)をはじめ、ウィーン弦楽ゾリステン(1982~2004)、アンサンブル・ウィーンのリーダー(~2010)、2008年からはウィーン=べルリン室内管のリーダーを務めた。録音ではチェコ・フィルとのドヴォルジャークとメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲をはじめ、シューべルトのヴァイオリンとピアノのための作品全集、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲集などをリリースしている。指揮者としても活動しており、これまでにマルメ響のほか、日本では名古屋フィル、読売日響、山形響、新日本フィルなどを指揮。紀尾井ホール室内管弦楽団には、2008年5月の第64回定期演奏会シューべルト・プログラムでデビューし(当時の名称は紀尾井シンフォニエッタ東京)、2017年4月より同室内管首席指揮者に就任した。
使用楽器は、以前は1709年製のストラディヴァリウス“ex-Hammerle”だったが、現在はキュッヒルが使っていた1725年製のストラディヴァリウス“シャコンヌ”を受け継いでいる(ともにオーストリア国立銀行からの貸与)。

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