Netflix、ジョージア州をボイコットすると示唆
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ジョージア州で妊娠中絶を事実上禁止する法律が上院を通過したのを受けて、Netflixが、このまま成立すればジョージア州でロケを行うことを考え直すと発表した。
すでにインディーズ映画の会社や業界関係の個人などはジョージアをボイコットすると宣言しているが、メジャーな会社はまだ何も発言しておらず、Netflixが初めてとなる。
税金優遇制度のおかげで、ジョージア州は近年、ハリウッド映画の代表的なロケ地となってきた。マーベルのスーパーヒーロー映画や、全世界で大ヒットした『ハンガー・ゲーム』シリーズなどもここでロケを行なっている。Netflixは、現在も5つの番組を撮影中だ。
超保守的な新しい州法は、胎児の心拍が確認された段階、つまり妊娠6週間ほどの段階で、中絶を一切禁止するというもの。母体に大きな危険がある場合のみ例外とされるが、その基準もはっきりしておらず、この法律に違反して手術を行った医師には最長10年の実刑判決が下される。
文=猿渡由紀