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「この世界の片隅に」長尺版・応援チームの募集は6月7日開始、エンドロールに名前

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「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」ティザービジュアル

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の応援チームの募集が6月7日にスタート。監督・片渕須直よりコメントが到着した。

「この世界の片隅に」に約30分間の新規映像を加え、新たに「昭和20年の春」の物語を紡ぐ本作。「この世界の片隅に」は、もともと2015年にクラウドファンディングで資金を募り制作され、エンドクレジットには参加者2000人以上の名前が掲載されたことも話題になった。そこで今回はクラウドファンディングではなく、エンドクレジットとパンフレットに名前を掲載できる応援チームのプロジェクトが発足。参加者には、応援ツールとして名刺とPRカードが提供される。

片渕は「この世界の片隅に」が900日を超えるロングランを記録していることに触れつつ、企画について「映画が完成してからもたくさんの方々のお世話になり、助けていただいて来た、ということにほかなりません。映画を御覧いただいた、ということだけで、私たちはどれほど助けられたことでしょう。新しい『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の第2エンドロールには、そうしたみなさんのお名前を出来るだけ載せさせていただきたい気持ちです」とコメント。

参加費は1人5400円。名刺やカードの制作費、発送費、エンドロールやパンフレットの制作費といった実費負担となる。応募期間は6月7日10時から7月31日23時59分まで。なおエンドロールへの名前掲載数には限度があるため、多くの参加申し込みがあった場合、期間中においても募集を締め切る場合があるので注意してほしい。そのほかの詳細は特設ページで確認を。

6月3日には中国・四国地方限定で映画と森永製菓がコラボした「森永ミルクキャラメルケース(ペーパークラフト)」の店頭プレゼント企画がスタート。絵柄が異なる2種あわせて5000個限定で、各地のスーパーマーケットを中心に展開される。

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は、12月20日より東京・テアトル新宿、ユーロスペースほか全国ロードショー。

片渕須直 コメント

ご存知のとおり、映画「この世界の片隅に」にはエンドロールがふたつあります。
ひとつは、通常のキャストとスタッフの名を記したもの。もうひとつは、この映画を生み出すに決め手となった2015年のクラウドファンディングに参加してくださった方々のお名前が収められています。
この映画を原型とした新しい映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」を作るに当たって、この二番目のエンドロールに相当する部分をどのようにしたものかと考えてみました。
映画「この世界の片隅に」の企画の発端は2010年。2015年にクラウドファンディングを行って制作に着手し、翌年完成したこの映画は900日を越えたロングランとなって上映し続けられています。映画が完成してからもたくさんの方々のお世話になり、助けていただいて来た、ということにほかなりません。映画を御覧いただいた、ということだけで、私たちはどれほど助けられたことでしょう。
新しい「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の第2エンドロールには、そうしたみなさんのお名前を出来るだけ載せさせていただきたい気持ちです。

(c)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会