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チーム万力の新作に斎藤工「魔物を生んだ」、SWAYは半裸でバイクのエンジンふかす

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左から斎藤工、永野、金子ノブアキ、SWAY、清水康彦。

「チーム万力 presents ショートフィルムの未来地図 vol. 2」と銘打たれたトークイベントが本日6月8日に東京・表参道ヒルズ スペースオーで開催され、斎藤工、永野、SWAY(DOBERMAN INFINITY)、清水康彦が出席した。

本イベントはショートショート フィルムフェスティバル&アジア(以下SSFF & ASIA)2019の一企画として行われたもの。今秋公開の長編「MANRIKI」を短編に再編集した特別作品と、最新作「DEATH BIKE」が上映された。

約11分半の「DEATH BIKE」の上映を終えて、斎藤は開口一番に「人によっては地獄の時間。ありがとうございました」と観客に感謝を伝える。永野演じる男の弟役を務めたSWAYは「セリフが1つもないし、台本からは何もわからなかった」と率直に述べる。さらに彼は「練習するものもないので、ジムにひたすら通いました」と、“上(半身)裸でバイクにまたがってエンジンをふかしている”という台本の説明を頼りに役作りを行ったことを明かし、「貸したゲームを返してもらいに行くだけの話。そう考えたら、すごく鍛えた自分がバカバカしい(笑)」と本作のストーリーを冷静に振り返って照れくさそうに笑った。

「MANRIKI」SSFF版映像の上映後には、出演者の1人である金子ノブアキもサプライズ登壇。続いてメイキングがスクリーンにかけられ、登壇者たちはステージ上でその映像を観ながら解説を加えていく。永野が飼っているニワトリ・おみそが本作に出演したことや、永野に動きを演出された神野三鈴が「永野さんみたいにチャーミングにできない!」と嘆いたこと、永野が現場で舐められないように勝新太郎のビジュアルがあしらわれたTシャツを着ていたこと、そして永野が白いズボンにコーヒーをこぼして必死にシミ抜きをしていたことなど、さまざまな思い出話に花が咲いた。

本作の音楽監督も担当した金子は「(清水は)編集室に入れてくれる監督。機材を持っていって、映像に当てながら作っていったんです。すごく楽しかった」と充実した制作期間を回想。清水は「金子ノブアキの作った映画音楽を、劇場で聴いてほしい」と観客に呼びかけ、永野は「ゆくゆくは4DXで観てほしい! お客さんが万力で顔を……」「(次回作を作るとしたら)『DEATH BIKE 2』!?」と今後の展開に期待する。斎藤は「魔物を生み出してしまった。でも天使でもあるんです。僕らのキャパ以上のものができてしまいました」と長編版に言及した。

イベント終盤には、斎藤が齊藤工名義で企画、原案、脚本、監督を担う新たな短編映画「COMPLY+-ANCE(コンプライアンス)」の情報が解禁された。齊藤は「自分の携帯の中の画像から始まった、けっこう壮大な話」と同作を説明した。

SSFF & ASIAは、6月16日まで開催。なお長編「MANRIKI」は、11月29日に東京・シネマート新宿ほか全国で順次公開され、「COMPLY+-ANCE」は2020年2月に東京・UPLINK吉祥寺、UPLINK渋谷でスクリーンにかけられる。

(c)2019 MANRIKI Film Partners