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横須賀市×ユニバーサルミュージックオーディション、優勝者は19歳SSWのミヤ

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6月8日に横須賀市のヨコスカ・ベイサイド・ポケットでユニバーサルミュージックと横須賀都市魅力創造発進実行委員会および公益財団法人横須賀芸術文化財団によるオーディション「YOKOSUKA INNOVATION MUSIC AUDITION 2019」の公開ファイナル審査が行われ、19歳のシンガーソングライターのミヤが優勝した。

神奈川・横須賀から本気で世界を目指す新人アーティストを発掘することを目的に、昨年スタートしたこのオーディション。第2回となる今年は規模が拡大され、音楽アーティストを募集する「イノベーション・ミュージック部門」とデザインを募る「イノベーション・デザイン部門」という2つの部門が設けられた。ファイナル審査では「イノベーション・ミュージック部門」の1次審査を勝ち抜いたふしぎなラッパ、TERA、今村亘佑、ミヤ、武井拓弥、美咲ミサの6組が楽曲を披露。バンドやシンガーソングライター、ラッパーといった、ジャンルや形態を問わない個性あふれるアーティストが渾身のパフォーマンスを繰り広げた。

ミヤはバックバンドを引き連れてステージに登場。エモーショナルなバンドサウンドに乗せて、淀みのない無垢な歌声を響かせた。優勝発表で名前を呼ばれたミヤは「とてもうれしいです。こういう機会は本当にないことなので……ありがとうございます」と驚きながらも顔をほころばせる。審査員のユニバーサルミュージックの岡田武士氏はミヤを選出したことについて「持っている声が素晴らしく、伸びしろのある可能性を感じます。まだまだ成長していくその先を、我々も一緒に見てみたいなと思ったので選ばせていただきました」とコメントした。ミヤは今後ユニバーサルミュージックの日本法人によって育成アーティストとしてサポートされる。なお一般観覧者の投票によって決まるオーディエンス賞には、高い歌唱力で観客を魅了した美咲ミサが選ばれた。

また審査員による協議の結果を待つ間には、昨年の優勝者であるトラックメイカーのSTAR FISHがスペシャルパフォーマンスで観客を楽しませた。STAR FISHは昨年ステージで奏でた楽曲「For You(feat. Maya=Angela)」と、7月中旬にユニバーサルミュージックより配信リリースする新曲「Waves(feat. Tom)」をボーカルのMaya=AngelaとTomを迎えて披露。横須賀の海からインスピレーションを受けて“深い海の中に差し込む光”をテーマに作られたという「Waves (feat. Tom)」ではさわやかなメロディに乗せて、会場に一体感のあるウェーブが作られた。なおこの曲のジャケットには、今回「イノベーション・デザイン部門」の優勝者となった高瀬由奈氏のデザインが採用される。

オーディションの最後には上地克明市長が「才能のある若い人たちが横須賀に集まってくれたことに感謝申し上げます。これからも音楽を続けていただいて、世界に羽ばたいていってくださればと思います」と挨拶し、オーディションを締めくくった。