柴田淳が十八番を歌うカバー集「おはこ」リリース、ジャケで“箱入り”に
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柴田淳「おはこ」通常盤ジャケット
柴田淳がカバーアルバム「おはこ」を7月24日にリリースする。
柴田がカバーアルバムをリリースするのは、2012年10月発売の「COVER 70's」以来6年9カ月ぶり。「COVER 70's」は1970年代の歌謡曲がコンセプトだったが、今作は柴田自身の“十八番”がテーマになっており、松山千春「恋」、テレサ・テン「つぐない」、ジュディ・オング「魅せられて」などを含む全11曲が収録される予定だ。
初回限定盤はSHM-CDになるほか、EPサイズジャケット仕様に。初回限定盤と通常盤ではジャケットのデザインが異なる。また、CDショップ別の購入者特典としてオリジナルポストカードが用意される。
柴田淳 コメント
前作の「COVER 70’s」が未だに評判が良く、プレッシャーの中での制作となりました。
楽曲をカバーするということは、まずその楽曲を解剖するように紐解く作業から始まります。今作もいい度胸だと言われてもおかしくない、何十年経っても色褪せない楽曲達をカバーさせて頂いたのですが、前作同様、やはり音楽史に残る名曲たちの緻密な音作り、メロディと歌詞のクオリティの高さには参りました。シンガーソングライターであるからこそ、その楽曲達がなぜ輝き続けるのか、楽曲の持つ強烈なパワーの意味や理由がよりわかったのかもしれません。気後れしました。そして本当にいい度胸だなと(苦笑)。
しかし、ただ圧倒されながら歌って終わりの出会いにはせず、少しでも何か盗んでやる!という気持ちになったのは、やはり私がシンガーソングライターであるからだと思いました。今後のオリジナル作品へ少しでもこの経験が活かせたらと思います。
“おはこ”として歌うつもりが、終わってみればモンスター楽曲と柴田淳の戦いのような一枚になりました(笑)。
基本カバーアルバムは、ニーズを踏まえた選曲が主流だとは思うのですが、そこは柴田淳。完全に無視し、ある意味統一性のないバラエティに富んだ曲目になっています。許して下さったビクターのスタッフさんには感謝で一杯です。ジャンルを越えた様々な表情の柴田淳をどうぞ耳で楽しんで下さい。
今作は前作同様、オリジナルアレンジをなるべく崩すことなく歌いたいとプロデューサーでアレンジャーの河野伸氏にお願いしました。更に輝きを増したサウンドに仕上げて下さり、改めて河野氏の才能に惚れ惚れしました!
そしてジャケットですが、今の若い世代は自分の得意な歌を「十八番(じゅうはちばん)」と言い、それを「おはこ」と読めたり言ったりすることを知らないようなので、それを半ば駄洒落の解釈でジャケットを提案しました! 若い世代がなぜ「お箱(おはこ)?」と思わせたらしめしめで、大人の方々には駄洒落を笑っていただけたら幸いです。