大河「麒麟がくる」に木村文乃ら11名、長谷川博己「すごいものを見せます!」
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「麒麟がくる」キャスト発表会見の様子。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の出演者発表会見が本日6月17日に東京・NHK放送センターで行われ、主演を務める長谷川博己と11名の新キャスト、制作統括の落合将が出席した。
大河ドラマ第59作となる「麒麟がくる」では、長谷川演じる明智光秀を主人公に、戦国時代の英傑たちが天下を狙い戦うさまが描かれる。この日は、“戦国武将&戦国の華”と銘打たれ、キャスト発表が実施された。
光秀の正室・煕子(ひろこ)を演じる木村文乃は「朗らかで大らかな役柄。ほっと一息つけるような温かい人でいられたら」と、斎藤道三の側室・深芳野(みよしの)役の南果歩は「戦国オールスターキャストの一員としてこの場に立ててうれしい」と笑顔を見せる。有力戦国大名である今川義元役の片岡愛之助は「長谷川さんと並ぶと『まんぷく』感がでるので、できるだけ一緒にならないようにこの役になったのかな(笑)」とジョークを飛ばし、「(義元は)強い戦国武将だということを描きたいと聞いたので私も楽しみです」と期待を膨らませた。
信長と弟・信勝の生母で、信長を疎む土田御前役の檀れいは「信長の心に少しでも影を落とせるよう精一杯務めたい」と真摯に語る。のちの豊臣秀吉である藤吉郎役の佐々木蔵之介は「大河ドラマで秀吉を演じた方を調べたら先輩がたくさんいて……。歯が痛くなりました」とやや緊張した面持ちで話して報道陣の笑いを誘い、足利義輝の弟・義昭役の滝藤賢一は「長谷川さんとは同い歳。セッションできるのが今から楽しみ」と長谷川との共演シーンを待ち望む。
光秀の盟友・細川藤孝(幽斎)に扮する眞島秀和は「一流の文化人としての側面もあるので、自分にとっては一段とハードルの高い役柄。最後まで一生懸命務め上げたいです」とコメント。若き光秀に大きな影響を与える松永久秀役の吉田鋼太郎は「長谷川くんが、信長を裏切る光秀をどう演じるのか興味があります」と長谷川に期待を寄せ、「久秀は個性が強く気骨のある人。これまでの時代劇ではあまりクローズアップされていないので、いろんなことが試せるなと思います」と役への思いを述べた。
会見にはそのほか、道三有力家臣の1人・稲葉良通(一鉄)役の村田雄浩、明智家に使える家臣・藤田伝吾役の徳重聡、藤孝の義兄である三淵藤英役を務める谷原章介も出席。本作の語りは市川海老蔵が担当することも明らかになった。
撮影3週目に突入した現場について、長谷川は「白熱しています。戦国時代は泥や血糊がかかって大変。夫婦円満でラーメンを作っていた時代が懐かしいです(笑)」と自身が出演していた連続テレビ小説「まんぷく」を引き合いに出しながら言及。そして「大変だけど現場は楽しい。すごいものを見せられると自信持って言います。見せます!」と力強く語った。
「麒麟がくる」は、2020年1月より放送。「太平記」などNHKを中心に数々のドラマ脚本を手がけてきた池端俊策によるオリジナルストーリーとなる。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」
NHK総合、NHK BSプレミアム 2020年1月放送スタート