山下智久が日欧共同製作ドラマ「THE HEAD」出演、12週間の海外ロケへ
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「THE HEAD」ビジュアル
山下智久が日欧共同製作のHuluオリジナルドラマ「THE HEAD」に出演することがわかった。
「HOMELAND/ホームランド」で知られるラン・テレムが製作総指揮を務めた本作は、南極の科学研究基地を舞台にしたサバイバルミステリー。交信が途絶え極限状態に置かれていた越冬隊のメンバーが、行方不明者1人、生存者2人という惨状に。空白の半年間を巡りそれぞれの証言は食い違い、壮絶な心理戦が繰り広げられていく。
中国・香港の合作映画「サイバー・ミッション」で2018年に海外進出した山下。「THE HEAD」では、メインキャストの研究員という役どころでスペインとアイスランドで行われる12週間の海外ロケに参加する。全編英語セリフで世界規模のドラマシリーズに初出演を果たす。
山下は「スリリングな物語を通し、しっかりと人間の本質を描き出しているからこそ、僕自身も考えさせられることがたくさんあります。そんな作品で重要人物の一人を演じるということで、責任とプレッシャーも感じていますが、できる限り作品にフィットする人物を作り上げていきたいです」と意気込みを述べた。
監督は「記憶探偵と鍵のかかった少女」のホルヘ・ドラド。山下のほか、「ペーパー・ハウス」のアルバロ・モルテ、「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」のキャサリン・オドネリー、ドラマ「BELOW THE SURFACE 深層の8日間」のアメリア・ホイの出演が決まっている。
全6話「THE HEAD」は2020年春よりHuluで配信予定。ヨーロッパや中南米、HBO Asiaが網羅する23の国と地域での放送、そして各国の配信プラットフォームでの公開が決まっている。テレム、Huluのチーフコンテンツオフィサーを務める長澤一史によるコメントも下記に掲載した。
山下智久 コメント
日本も含めてこんなにも世界中たくさんの方に届けることができる作品に参加するのは、初めての経験。プロジェクトへの参加が決まったときは喜びと同時に、「この作品の一部にちゃんとなりたいな」という思いを抱きまし た。「THE HEAD」はスリリングな物語を通し、しっかりと人間の本質を描き出しているからこそ、僕自身も考えさせられることがたくさんあります。そんな作品で重要人物の一人を演じるということで、責任とプレッシャーも感じていますが、できる限り作品にフィットする人物を作り上げていきたいです。製作総指揮のラン・テレムさんと、監督のホルヘ・ドラドさんは、とても柔らかい雰囲気で親身になって話を聞いてくださる半面、このプロジェクトに対して並々ならぬ情熱がある方々。テレビ電話で役のパーソナリティーやスタンスについても何度かお話しさせていただき、どんどん撮影が楽しみになってきました。セリフとしての英語は心情や状況を理解し、たくさん練習した上でこそ自然と出てくるものだと思うので、しっかりと準備して挑みたいです。また、共演者の皆さんも国際色豊かなので、最初は文化の壁もあるかもしれませんが、万国共通である“心”を通じ合わせて、作品を作っていきたいです。自分の意見や思いをちゃんと伝えながら、チームワークを築いていけたらな、と思います。そして今回もたくさんの人に楽しんでもらえる作品、人の胸に刺さる作品を目指して、全身全霊で挑みたいです。才能あふれるキャストとクルーが集まる現場で、英語や製作スタイルをしっかり学びつつ、僕が持っているものも共有させていただき、さらに経験を積み上げていきたいです。
ラン・テレム コメント
日本のHuluが私たちの企画に加わると決まった瞬間、これはただのコラボレーションではないと感じました。この国際的な作品に日本人のキャラクターを加えることは私たちが強く望んだことでもありました。トモヒサをキャストの1人として迎えることは「THE HEAD」という作品にとって極めて大きなことであり、彼の演技力と身にまとう魅力がもたらす新鮮なアプローチはヨーロッパ製作のテレビドラマとして稀有なものを産み出すと確信しています。この作品はきっと日本及びヨーロッパのみならず世界中の視聴者に衝撃をもたらすことになるでしょう。私たちはトモヒサと現場で会う日を心から待ち望んでいるし、新たな日本人のキャラクターを作り上げるチャレンジに興奮を抑え切れない思いでいます。
長澤一史 コメント
作品のスケール感をアップさせるために国をまたいで有力な放送局や配信プラットフォームが集まってドラマシリーズの国際共同制作を行うことは、海外とくにヨーロッパでは近年活発に行われるようになってきていますが、日本の会社がそこに参画することは過去にほとんど例がないようです。今回このような素晴らしい脚本と多国籍の優秀なスタッフが揃った作品に山下智久さんという願ってもないほどの役者さんとともに日本から加われることは、われわれHuluチームにとって興奮を隠せないほどの喜びであり作品を日本のユーザーの皆様にお届けするのが本当に待ち切れない想いです。