『いだてん』中村勘九郎が第一部を振り返る 「金栗四三はこれからも走り続けていきます」
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毎週日曜日に放送されている大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合)より、第一部の主人公・金栗四三を演じる中村勘九郎のコメントが寄せられた。
宮藤官九郎のオリジナル脚本をもとにした『いだてん』は、昭和39年の東京オリンピックまでの半世紀にわたる日本とオリンピックとの関わりを描くドラマ。6月23日放送の第24回で第一部・金栗四三篇が終了し、6月30日より第二部・田畑政治(阿部サダヲ)篇がスタートする。
金栗を演じた中村のコメントは下記の通り。
●中村勘九郎(金栗四三役)コメント
振り返ると、初回からここまで「とにかく走っていたな」という感じです。常に走り続けている人でした。
多くの挫折を乗り越えた金栗さんですら関東大震災の現状に耐えきれず熊本に帰ってしまいましたが、そこで義母の幾江さんからの喝や家族の大きな愛で目覚め、本当の”いだてん”になりました。金栗さんには走ることしか無いから、みんなに元気や笑顔を取り戻すために走って、走って、走った。そこにすごく共感しました。
東日本大震災が起きた時、「こんな時に芝居をしていて良いのかな」とすごく思いましたが、「これしか自分たちには無い」「ここで今来ているお客様たちに楽しんでいただければ、笑顔の輪が広がっていくのでは」と信じて、芝居を続けました。それが、金栗さんにとっては走ることだった。一緒だなと思いました。
第24回に治五郎さんが「ずーっと走っているな」とおっしゃっていましたが、ここが四三さんの面白いところで、第二部も時々顔を出しますが、やっぱり走っています(笑)。ドラマの中心は阿部さん演じる田畑政治に移りますが、金栗四三はこれからも走り続けていきます。
(リアルサウンド編集部)