第9回九州戯曲賞大賞は山口大器「量子の歌声」
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第9回九州戯曲賞最終審査より。左から横内謙介、松井周、山口大器、桑原裕子、佐藤信、中津留章仁。
第9回九州戯曲賞 大賞を山口大器「量子の歌声」が受賞した。
九州戯曲賞は、九州の劇作家を発掘・育成し、九州の文化芸術を盛り上げることを目的として設立された戯曲賞。最終審査員は佐藤信、横内謙介、松井周、中津留章仁、桑原裕子が務めた。
劇団言魂の代表を務める山口は、「この作品は、自分の劇団の公演に向けて執筆しました。その時のメンバー、興味があったもの、コンプレックス、環境、そして、描きたい衝動と世界に突き動かされて構想を始めました」と作品を紹介し、「今まで頂いたたくさんの機会とご縁が、今の創作の礎になっていることに感謝しながら、今後も創作に励んでいきたいと思います」と受賞の喜びを語っている。
山口大器コメント
この作品は、自分の劇団の公演に向けて執筆しました。その時のメンバー、興味があったもの、コンプレックス、環境、そして、描きたい衝動と世界に突き動かされて構想を始めました。その無謀さに不安になりつつも、頑張って書いた作品だと今では思います。あの瞬間から逃げることなく創作し、上演したものが、こうして評価されたことが大変嬉しいです。
今まで頂いたたくさんの機会とご縁が、今の創作の礎になっていることに感謝しながら、今後も創作に励んでいきたいと思います。ありがとうございました。
第9回九州戯曲賞 最終審査候補作品
宮田晃志「ヒトツ目の街」
日下渚「サヨナラ、我が家。」
山口大器「量子の歌声」
中島栄子「BERLIN」
松岡伸哉「海が降った夏」