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「ストレンジャー・シングス」キャスト来日、新シーズンのヒントは「バイオハザード」

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ナタリー

左からケイレブ・マクラフリン、ノア・シュナップ、セイディ・シンク、ゲイテン・マタラッツォ、蜷川実花。

Netflixオリジナルシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」キャストが、本日6月25日に東京都内で開催されたNetflixオリジナル作品祭にて、トークを行った。

1980年代のアメリカを舞台にした「ストレンジャー・シングス 未知の世界」は、小さな町ホーキンスで起こる少年ウィルの失踪事件を発端に、友人や家族たちが不可解な出来事に立ち向かうスペクタクルアドベンチャー。シーズン3にあたる新作が、7月4日からNetflixで配信される。

Netflixのオリジナルコンテンツを紹介する同イベントには、ウィル役のノア・シュナップ、ダスティン役のゲイテン・マタラッツォ、ルーカス役のケイレブ・マクラフリン、マックス役のセイディ・シンクが登壇した。冒頭には本作の本編クリップを上映。マイクやイレブンらおなじみのキャラクターたちが「ダスティンお帰り!」と書かれた布を持ち、何やらサプライズを企てる様子などが映し出された。

ステージに上がったキャストたちは初来日に満足しているようで、マクラフリンやマタラッツォは日本語で「こんにちは!」と挨拶した。そしてシーズン3での自身の役について、マクラフリンは「今シーズンはティーンエイジャーのロマンスもあって、恋愛模様も描かれます。マイクも同じような状況になるので、ルーカスはちょっと先輩面しているところも(笑)」と、シュナップは「ウィルは最初、非常にシャイな少年でしたが、“裏の世界”に行ってから勇気を振り絞ることを覚えます。シーズン3でのウィルは完全に回復はしていなくて、まだ体の中にモンスターが入っている状態です」と説明。シンクは「マックスはシーズン2で友人たちの仲間入りをして、ホーキンスに居場所を見つけることができました。3ではイレブンとの間に友情が生まれて、彼女をリードするような役割も果たします」と女子キャラクター2人が親密になることを明かす。そしてマタラッツォは「シーズン3ではより自立したダスティンを見せられます。今までみたいに友達と一緒じゃなくてもいい、マイクの陰に隠れていなくてもいい、自分自身がリーダーだ!と思えるようになるんです」とダスティンの成長について語った。

そしてイベントでは、製作総指揮を担当する“ザ・ダファー・ブラザーズ”ことマット・ダファーとロス・ダファーからのメッセージ映像も上映された。マット・ダファーは「 『ストレンジャー・シングス』というと、スティーヴン・スピルバーグやスティーヴン・キングの影響を受けていると言われるけど、実は日本の文化にも大きな影響を受けています」と、ロス・ダファーは「僕たちは2人とも“超オタク”だから、子供の頃からアニメやゲームに夢中だったんです。特にゲーム!」と明かす。“裏の世界”の表現は「エルフェンリート」「AKIRA」「サイレントヒル」から影響を受けており、シーズン3では特に「バイオハザード」が制作のヒントになったそう。2人は「僕たちの心は子供の頃のままで、モンスターを愛しているんです! モンスターと言えば、日本が一番でしょう!?」と熱を込めた。

ザ・ダファー・ブラザーズが最後に「僕たちの代わりにキャストが会場に伺っています。彼らはすごい才能の持ち主で、素晴らしい子供たちなので、彼らを紹介できてうれしいです」というメッセージを残すと、キャスト4人も笑顔に。マタラッツォは「2人は天才だと思う。とても控えめで、いつも2人で静かに話し合ってるんですけど、彼らのエネルギーは現場に生かされています」とコメントする。シンクは本作の現場について「カメラが回っていてもいなくても、常に仲がいいんです。本当に楽しくて、仕事なんだけど、キャンプにいるみたいなんです」と語った。

終盤にはシリーズの大ファンである蜷川実花が、ゲストとしてステージへ。蜷川が、本作の魅力の1つは“1980年代のディテール”であると熱弁すると、マクラフリンは「1980年代って惹かれるものがたくさんある。ファッション、音楽、ヘアスタイル。みんなが『ありのままの自分でいい』と思える時代だったんだと思う」と考察する。マタラッツォは「モダン文化への変遷期だったんだと思う。全体的にやりすぎな感じが楽しかったんじゃないかな。僕らが(現場で)それを体験できるのはすごくイケてることだよね」と述べて蜷川を感心させた。

最後には蜷川が「シーズン3のあともあるの? どこまで続くの?」と質問し、マクラフリンがすぐに「10!」と、自身の期待を込めて即答する場面もあった。