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サザン、いきものがかりだけじゃない 実はライブ集客力がすごいアーティストたち

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リアルサウンド

20130903cromangnon.jpgザ・クロマニヨンズ『YETI vs CROMAGNON』(アリオラジャパン)

 サザンオールスターズが8月31日、13年ぶりに神奈川・茅ヶ崎公園野球場公演にて単独ライブを行い、訪れた観客2万人が熱狂した。サザンは今回の全国野外スタジアムツアー「灼熱の、マンピー!! G☆スポット解禁!!」で全国5カ所9公演を行い、観客動員数は述べ35万人となる。

 また、いきものがかりは9月1日のサンドーム福井公演より、全国ツアー「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2013 ~ I ~」を開始。全25公演行い、総観客動員数は20万人にのぼる見込みだ。

 他にも、ゆずの全国ツアー「YUZU ARENA TOUR 2013 GO LAND」は全28公演で約25万人、ケツメイシの全国ツアー「ケツメイシ 闇から光へ尿意ドーン! ケツメイシTOUR 2013~ここが噂のパワースポットです♪~」は全24公演で約25万人を動員するなど、J-POPの人気アーティストの全国ツアーは10万人規模の集客も珍しくなく、昨今のライブ市場の活況を伺わせる。

 だが、ドームクラスのツアーをするようなバンドや歌手以外でも、ツアーで健闘しているアーティストはたくさんいる。地上波への露出等が少なくとも、ライブに精力的で、実は高い集客力を持つビッグネームをいくつか紹介したい。

●ザ・クロマニヨンズ
2013年2月から11月にかけて行われるザ・クロマニヨンズの全国ツアー「ザ・クロマニヨンズ ツアー 2013 イエティ 対 クロマニヨン」の公演回数は、実に67回。ライブハウスでの公演が中心となり、具体的な動員予定数は公表されていないが、週に3回近いペースで、延べ10万人近く動員すると見られる。

●BRAHMAN
 2013年3月から6月にかけて行われたBRAHMANの全国ツアー「Tour 相克」は全31公演。最終公演は「超克 the OCTAGON」と銘打たれ、幕張メッセで開催。会場の中央に設置された八角形の特設ステージ上で、1万1千人のオーディエンスを前に演奏した。

●斉藤和義
 今年8月にデビュー20周年を迎える斉藤和義は2013年10月から2014年4月にかけて、全国ツアー「KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2013-2014」を行う。全国55都市62公演という大規模な内容で、本人にとっても過去最大のツアーとなる。

●THE BAWDIES
 2013年2月から6月にかけて行われたTHE BAWDIESの全国ツアー「1-2-3 TOUR 2013」は全59公演。最終公演は大阪・大阪城ホールで行われ、約9000人のファンが集結。海外のロックのライブを意識し、自らのライブを「パーティー」と呼んでいるのも特徴的だ。

●遠藤ミチロウ
 パンク界の大御所はここ10年以上、年間150〜200本のライブハウス公演を行っている。全国津々浦々のライブハウスをめぐり、各地に熱狂的なシンパを持っている。ギター一本で回るケースと、彼を慕う有名ミュージシャンとユニットを組んで演奏するケースがある。

 ライブの本数が圧倒的に多くなるアーティストは、パフォーマンス力が高いのはもちろんだが、音楽性も万人受けするというよりも、一部に熱心なリスナーがいるタイプが多い。CDのセールスがふるわない反面、アーティストのライブ活動が重視される昨今、固定ファンをしっかりと掴んでいるアーティストは、息の長い活動が期待できるのかもしれない。

(取材・文=編集部)