プロデューサーと作詞作曲家コンビと日本での製作会社が同じ『レ・ミゼラブル』と『ミス・サイゴン』は、言うなれば姉妹作のような間柄。ゆえについつい比較してしまうのだが、昨年中止になったサイゴンが4年ぶりの再演で新キャストもりもりだったのに対し、レミゼは2年ぶりの再演で新キャストも少なめ。……今は正直、サイゴンのほうが観たいかも⁉ 両方とも上演の度に観ている大好きな作品だからこそ、そんなことを思っているファンは筆者だけではないと思うのだが、たとえそんな“サイゴン腹”で食べたとしてもきっと必ず美味しいのがレミゼだ、というのもまた意見が一致するところではなかろうか。やっぱりレミゼはすごかった、とひれ伏すのが楽しみだ。

21/5/10(月)