笑えて、泣けて、ドキドキする。とてもステキなロマンチックコメディだ。 冴えない毎日を送る郵便局員の女性にハンサムな彼氏ができる。バレンタインデーのデートを約束するが、朝起きたら既にバレンタイン翌日。当日の記憶は全くない。それでも全身は真っ赤に日焼けしていて、彼とは連絡がつかない。 いったい、自分の身に何が起きたのか……。わずかな手がかりを頼りに主人公は“空白の一日”を探す。 ヒロインを演じるリー・ベイユーの一挙一動、細かい表情に至るまで全てが実にキュート。作品全体を包む優しい空気とあいまって、彼女自身の奮闘と、彼女に惹かれ続ける男性と、その双方を温かく見守りたくなる。そして、全ての真相が分かった時には思わずニンマリ。 観終えたらポカポカした気分になる……そんな作品だった。

21/5/27(木)