古楽界のパイオニアの一人、有田正広が古希を記念して開くリサイタル。 およそ400年にわたるフルート作品と楽器に焦点をあてたプログラムは全て無伴奏！ 各作品に合わせた楽器を使用するためピッチや音律がそれぞれ異なるため、これがベストの演奏形態なのだ。 17世紀のファン・エイクから現代の有田自身まで、12人の作曲家の作品を13種類のフルートで奏でる時間は、ピリオド楽器とモダン楽器で巡る時空を超えた音楽旅行。はたまた「聴く楽器博物館」の様相も…。それはまさに有田正広の20歳代から今に至る人生そのものである。 これぞ、時代を創ったアーティストだからこそ成し得る「フルート一本勝負」。音色を聴き比べる至福がそこに。

21/6/18(金)