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現代作曲家の立場で分かりやすく紹介

三枝 成彰

現代作曲家

はじめてのクラシック 中学生・高校生のために

ヴァイオリニストの吉村妃鞠(ひまり)さんは、まさに神童、天才です。 まだ9歳ながら、国内外のコンクールでの優勝は41回を数え、すでにプロオケとの共演経験も豊富な彼女の演奏は、想像をはるかに超えた素晴らしいものです。いまもっとも聴くべき演奏家の一人であり、必ずや今後の音楽界を担う存在になってくれるものと思います。 彼女をゲストに開催するのは「はじめてのクラシック」。 ふだんクラシック音楽に親しむ機会の少ない若い人たちに、本物の音楽を聴いていただきたいと思って始めました。早いもので今年で15回です。毎年開催時期を中高生の夏休みが始まる7月に設定し、チケットもお小遣いで買える1,000円を基本にしています(同伴の保護者は2,000円、一般は3,000円)。 一流の指揮者と一流のオケで、クラシック専用のホールで聴いていただくのに加え、毎回テーマを設定し、誰もが知る名曲をダイジェストではなく全曲で演奏します。 また毎回、若い世代の新鋭ソリストをお招きして、お話をまじえて演奏をご披露いただきます。 今回はチャイコフスキーをテーマに、序曲「1812年」、ヴァイオリン協奏曲、交響曲第4番を演奏します。 指揮者は小林研一郎さん、管弦楽は東京交響楽団。昨年80歳を迎えたマエストロ“炎のコバケン”と、21世紀の神童の共演がどのようなものになるか、必聴です。 7月27日(火)・28日(水)、東京・赤坂のサントリーホールにて。ぜひぜひ、お越し下さい。

21/7/19(月)

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