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監督、俳優…新しい日本の才能に注目

野村 正昭

映画評論家

ジュゼップ 戦場の画家

『火垂るの墓』(88) や『おもひでぽろぽろ』(91) で知られる、今は亡き高畑勲監督が、この映画を観たら、どう思うだろうかと考えた。世界のアニメ事情に造詣が深く、各国の作家たちと積極的に協働した高畑監督なら、イラストレーターとして活躍するオーレルの、この長篇初監督作を絶賛しただろう。そう思うのは、大胆な省略と緻密なディテールへの拘りが両立する作風から、『かぐや姫の物語』(13) を連想したからだ。実在した主人公ジュゼップは、スペイン内戦時代に共和国軍の一員として、フランコの反乱軍に抵抗し、フランスの強制収容所では想像を絶する過酷な生活を経験する。脱走を繰り返した後、メキシコに亡命し、フリーダ・カーロと愛の日々を送る。ジュゼップの激動の人生を過度の感傷に陥らず、ユニークな視点から描いて、見応え十分の秀作アニメになっていた。

21/8/8(日)

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