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監督、俳優…新しい日本の才能に注目

野村 正昭

映画評論家

偽りの隣人 ある諜報員の告白

韓国映画の気骨というか、底力を感じさせる一作だ。軍事政権が国民の民主化運動などを弾圧していた1985年、次期大統領選に出馬するため、海外から帰国した野党政治家イ・ウィシクは、空港に到着するなり国家安全政策部により逮捕され、自宅に軟禁されてしまう。隣の民家では、ウィシクを監視し、機密情報を入手するため、3名の諜報員たちが、24時間体制でチームを組んで盗聴する。だが、ユ・デグォンをリーダーとするチームは、盗聴器を通して、家族を愛し、国民の平和と平等を願うウィシクの声を聞くうちに、過激さを増す上層部に疑問を持ちはじめる。政治的な背景をしっかりと踏まえた上で、盗聴チームとウィシクの家族が、いつしか心を通わせるヒューマン・ドラマとしても傑出している。80年代のヒットソング『クルクル』の使い方も効果的で、俊英イ・ファンギョン監督の力作。

21/9/6(月)

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