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水先案内人のおすすめ

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監督、俳優…新しい日本の才能に注目

野村 正昭

映画評論家

ビースト〈2019年〉

慣れてきたとはいえ、韓国映画の味付けの濃さには、毎回驚かされるが、この『ビースト』も、同ジャンルの他の作品に負けてはいない。フレンチ・ノワールの秀作『あるいは裏切りという名の犬』(04) を大胆に換骨奪胎しているが、設定だけを借りて、調味料をふんだんに投入し、コテコテの仕上がりになっている。その癖の強さが、こちらにしてみれば、観るのをやめられない。正反対の性格ながらも相棒同士だったふたりの刑事の執念と野心が激突する。事故解決のためなら手段を択ばないハンス(イ・ソンミン)と、沈着冷静なミンテ(ユ・ジェミョン)が、連続猟奇殺人事件の犯人を追ううちに、ことごとく反目しあい、やがて取り返しのつかない事態に突入する。重要な情報を入手するため、別の殺人事件の共犯者になってしまうハンスを見ていると、誰が刑事か犯人か分からなくなる。

21/10/10(日)

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