2019年のチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門といえば、日本の藤田真央が2位に輝いたニュースばかりをクローズアップしてきた日本のメディア。もちろん藤田真央の才能は誰もが認める素晴らしさではあるけれど、コンクールの覇者が別にいたことも厳然たる事実だ。その名はアレクサンドル・カントロフ。名ヴァイオリニスト、ジャン=ジャック・カントロフを父に持つ音楽界のサラブレッドだ。
今、ヨーロッパで最も熱い視線が注がれているこの俊英がついに日本上陸を果たすとなればこれは聴き逃がせない。日本の誇る俊英藤田真央を2位に押しやった才能とは一体いかなる存在なのか。その凄さとはいったいどこにあるのだろう。答えは11月のトッパンホールにあり!