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原田 順子

演劇ライター

宝塚花組 忠臣蔵ファンタジー『元禄バロックロック』 / レビュー・アニバーサリー『The Fascination(ザ ファシネイション)!』-花組誕生100周年 そして未来へ- 宝塚歌劇花組【配信あり】

2022年の東京宝塚劇場は、1月2日、宝塚花組の忠臣蔵ファンタジー『元禄バロックロック』と、レビュー・アニバーサリー『The Fascination!-花組誕生100周年 そして未来へ-』で幕を開けます。 『元禄バロックロック』は、人間とアンドロイドが恋をしたり、宇宙人が江戸時代の長崎に現われたりと、独特の不思議な世界観が人気の演出家谷貴矢が、満を持して挑んだ大劇場デビュー作です。作品の舞台は国際都市エド。そこで元赤穂藩藩士の真面目な時計職人クロノスケ(柚香光)が、時を巻き戻す時計を偶然発明したことから、物語が動き出します。そのクロノスケに、“忠臣蔵ファンタジー”とあるように、主君の仇を討とうとする元赤穂藩家老のクラノスケ(永久輝せあ)や、遺恨の相手コウズケノスケ(水美舞斗)、その娘で賭場の女主人キラ(星風まどか)たち登場人物が絡んでくるというストーリー。今回も、不思議な谷貴矢ワールドが展開しそうで、楽しみです。 併演の『The Fascination!』は、1921年に誕生した花組が2021年に100周年を迎えたのを祝う、中村一徳作・演出のショーで、柚香光と星風まどかの新トップコンビを祝福する意味も兼ねています。柚香が得意なダンスを中心に、“花”をテーマにした、花組らしい華やかなシーンが繰り広げられ、こちらも期待できそうです。

21/12/28(火)

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