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監督、俳優…新しい日本の才能に注目

野村 正昭

映画評論家

西成ゴローの四億円

『ひとくず』(19) の監督・主演で、国内外の注目を集めた上西雄大の作品からは、往年の日本映画への愛着が、ひしひしと伝わってくる。前作『ねばぎば新世界』(21) でも、大映のヒットシリーズ『悪名』へのオマージュが溢れ、勝新が演じた朝吉を赤井英和が、田宮二郎が演じた貞を監督自身が、それぞれ演じていて印象深かった。この『西成ゴローの四億円』では、大阪・西成を舞台に、腕っぷしが強くて侠気のある主人公・唔郎を自ら演じ、颯爽と活躍してみせる。殺人罪で服役していた過去から「人殺しのゴロー」の異名を持つ彼が、心臓移植の必要な難病を患う一人娘のために、四億円をいかに稼ぐのか。闇の世界の住人たちが跳梁跋扈する物語の中で、主人公も含めて、登場人物が出てくる度に、いちいち、そのキャラクターの「預貯金」「借入金」「所持金」が表示されるのが、何ともユニークで面白い。

22/2/9(水)

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