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浦島茂世

美術ライター

楳図かずお大美術展

『へび少女』に始まり、『おろち』、『洗礼』、そして『漂流教室』、『わたしは真悟』、『14歳』、さらには『まことちゃん』など、読者のあらゆる感情をゆさぶってくる作品を数多く残している作家、楳図かずお。 彼のなんと27年ぶりとなる新作『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』をメインに据えた展覧会。101枚の連作絵画で構成されたZOKU-SHINGOは、絵柄の美しさ、幻想的でスリリングなストーリーなど、まさに楳図ワールド。 また、エキソニモ、冨安由真、鴻池朋子という3組のアーティストが、楳図かずお作品から着想を得たインスタレーションも楽しい。とくに、エキソニモ《回想回路》は窓の外の東京タワーも視界に入れながら鑑賞すると、ファンの心は震えてくるはず。 ちなみに、新作のZOKU-SHINGOは、1枚を1分間眺めるとしたら、当たり前のことだが全部を見終わるのに101分かかってしまう。鑑賞時間は計画的に。

22/2/9(水)

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