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映画のうんちく、バックボーンにも着目
植草 信和
フリー編集者(元キネマ旬報編集長)
女たちの街「色」と「花」に彩られた文芸映画の世界
18/11/3(土)~18/11/30(金)
神保町シアター
『女は夜化粧する』 特集上映〈女たちの街「色」と「花」に彩られた文芸映画の世界〉 神保町シアターで、11月24日(土)から11月30日(金)まで上映。 山本富士子を「日本映画史上最高の“日本的美人女優”」と評したら、異議申し立てがあるだろうか? 『夜の河』『夜の蝶』『歌行燈』『墨東綺譚』『みだれ髪』など作品評価は別にして、その妖艶さにドギマギさせられ、「夜があるから、化粧する。恋があるから夜を待つ……。」のコピーに惑わされた高校時代(マセ過ぎ!)。 本作での山本の役は、借金のために新劇女優(どう見てもそうは思えない!)を断念して“ギター芸者”になり、ナイトクラブのマダムにまで登りつめる“夜...
18/11/18(日)