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内外問わず話題作・娯楽作を本音で紹介
笠井 信輔
フリーアナウンサー
ツユクサ
22/4/29(金)
TOHOシネマズ日本橋
小林聡美演じるヒロインが隕石の直撃(笑)を受けたことをきっかけに、自分や周りが新たな一歩を踏み出す姿をほんわか描き出す。小林と平岩紙と江口のりこの日常会話が楽しく、まるで「おばちゃん3バカトリオ」。テレ東の深夜枠でこの3人のスピンオフドラマ希望(笑)。問題は、冒頭でヒロインがぶつかった隕石が常識ではありえない「月の石」だということ。そこで思い出すのが月面着陸時のアームストロング船長の言葉、「人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍」だ。そう、新しい人生への第一歩は、他人からみれば大した変化ではないかもしれないが、この物語の登場人物たちにとっては大問題。大いなる飛翔なのだ。
22/4/4(月)