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現代作曲家の立場で分かりやすく紹介

三枝 成彰

現代作曲家

新国立劇場オペラ『魔笛』

モーツァルトの『魔笛』は、厳密にいうとオペラではなく、ジングシュピールです。歌のみで物語が綴られるオペラに対して、“歌芝居”ともいわれるジングシュピールは歌に加えて台詞も入っているのが特徴で、中世からドイツの民衆に親しまれてきた演劇がもとになっており、現代のミュージカルに近いものといえます。 『魔笛』の初演は1791年9月。モーツァルトが急逝するのはその年の12月なので、彼の最晩年の音楽が詰まった作品であるともいえるでしょう。 4月16日(土)から24日(日)まで、新国立劇場で上演される『魔笛』は、映像作家でもあるウィリアム・ケントリッジが演出と美術を兼任。南アフリカにルーツをもつ現代アート作家でもある彼は、いままでにない舞台を見せてくれることでしょう。 指揮はオレグ・カエターニさん、出演は河野鉄平さん(ザラストロ)、鈴木准さん(タミーノ)、町英和さん(弁者・僧侶I・武士II)、秋谷直之さん(僧侶II・武士I)、安井陽子さん(夜の女王)、砂川涼子さん(パミーナ)ほか。

22/4/10(日)

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