5月開幕の宝塚雪組東京宝塚劇場公演は、大江戸スクランブル『夢介千両みやげ』と、ショー・スプレンディッド『Sensational!』の2本立てです。 『夢介千両みやげ』は、ほぼ年に1作（時には2作）のペースで日本物の芝居を上演してきた“日本物の雪組”としては珍しく、約3年ぶり（現代劇では昨年『CITY HUNTER』がありましたが）となる日本物の時代劇で、「桃太郎侍」などで知られる山手樹一郎の同名小説を原作に、石田昌也が脚本・演出を手がけています。 雪組トップスター彩風咲奈が演じる主人公の夢介は、相州小田原の裕福な庄屋の息子で、気は優しくて力持ち、困っている人を見るとお節介を焼いてしまう日本一のお人好し。その夢介が、父親から千両を渡されて、江戸に道楽修行の旅に出ます。男前で気っ風のいい夢介に一目惚れし、押しかけ女房になるスリの“オランダお銀”（朝月希和）や、飛脚問屋伊勢屋の放蕩息子で、女性問題を夢介に解決してもらう総太郎（朝美絢）ら、周囲の人間模様も色とりどりです。 　 『Sensational!』は、「命」「愛」「希望」をテーマに、中村一徳が作・演出を手がけたダンシング・ショー。彩風を中心とした雪組生たちが、時に情熱的に、時にクールに、歌とダンスを繰り広げます。

22/5/7(土)