シティポップは日本の音楽シーンにすっかり定着した感がある。そのことを反映するように、日本の各地で個性的なアーティストが誕生。Deep Sea Diving Clubは「福岡発TENJIN NEO CITY POPバンド」を名乗っているように、福岡をベースに活動しているバンドだ。 3月に発売した1st Full Album「Let’s Go! DSDC!」は現時点でのバンドの魅力を凝縮した作品で、今後の活躍を期待するに十分な内容。平山のオススメは「CITY FLIGHT」という曲で、80年代のフュージョン・ポップを彷彿とさせるサウンドが、懐かしくも新しくもある。 メンバーはGt./Vo.谷 颯太、Dr./Cho.出原 昌平、Ba./Cho.鳥飼 悟志、Gt./Cho.大井 隆寛の４人。福岡の音楽シーンにはルーツ・ミュージックを大切にする伝統があり、Deep Sea Diving Clubもその例にもれず、ソウルやR&Bに対するリスペクトが楽曲や演奏のはしばしに感じられて頼もしい。 このニューアルバムを掲げたツアー初日が東京　Shibuya WWWで行なわれる。結成３年を迎えてライブもいよいよ評判を呼んでいるので、この渋谷公演を起点にしてファイナルの福岡FUKUOKA BEAT STATIONまで突っ走りそうだ。

22/6/12(日)