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サバカン SABAKAN

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本当に全く何の予備知識もなく見て、ずいぶん得をした気分になり、嬉しかった。聞けば、金沢知樹監督は芸人さん出身で、テレビ『半沢直樹』などの脚本歴は、あるそうだが、映画は初監督という、こちらにしてみれば、未知の新人。しかも題名は『サバカン SABAKAN 』。一体、どういう意味???だが、見終えると、実に納得できる題名だ。 舞台は、80年代半ばの長崎。主人公の久田(番家一路)は、愛情深い両親(尾野真千子&竹原ピストル)と弟と暮らす小学5年生。そんな久田が、家が貧しいためにクラスメートから避けられている竹本(原田琥之佑)と、親しくなり(この親しくなる経緯が、なかなか泣かせる)、一緒にイルカを見るために、ブーメラン島を目指す。ヤンキーに絡まれたりなど、小さな冒険を経て、ふたりの間に生まれる友情。爽やかな青春グラフィティであり、気持ちの良いラストが心に残る。