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ドキュメンタリー評論のエキスパート

村山 匡一郎

映画評論家

第44回ぴあフィルムフェスティバル2022

今年の「ぴあフィルムフェスティバル」のコンペ部門には4本のドキュメンタリーが並んだ。興味深いのは、大泉学園の古本屋の店仕舞いを追った『ポラン』を除くと、3本がセルフ・ドキュメンタリーであり、女性監督ということだ。亡くなった父親の姿を追い求める『彼は誰時(かわたれどき)』、ベトナムのハノイに留学中にコロナ禍によるロックダウンで高層マンションの生活を描いた『Look Up and Down』、また仕事と家庭を両立させながら子育てに奮闘する『アクト』。それぞれの作品は、自分の思いや行動にカメラを素直に向けることで見るものを惹きつける魅力がある。なかでも『アクト』は「子育て」に直面した具体的問題をありのままに描き出していることから、男女ともに深く考えさせられるだろう。

22/9/6(火)

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