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イヤな映画、主人公の悲劇がお好み
真魚 八重子
映画評論家
ヘレディタリー/継承
18/11/30(金)
TOHOシネマズ 日比谷
最近のこけおどし的なホラーと一線を画する、とても怖くて独特な恐怖表現を持った映画だ。グラハム家の祖母エレンの葬式。娘のアニー(トニ・コレット)は、風変わりだった母の死を素直に悲しめない。そして母の死後、アニーの家族を恐ろしい現象が襲い始める。主人公がミニチュアアート作家という設定が上手い。本作は現代的なショック描写もありつつ、メインとなるのはスクリーンからしみ出すようにじわじわと襲ってくる恐怖感だ...
18/11/27(火)