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クラシック公演の魅力をやさしく解説
田中 泰
音楽ジャーナリスト
ヴォーン・ウィリアムズ生誕150周年記念リサイタル 〜小町碧 出版記念リサイタル~
22/10/31(月)
王子ホール
2022年はイギリスの作曲家レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)の生誕150年を祝うメモリアルイヤーだ。祖国イギリスに残された民謡を生涯に渡って収集し、そのメロディや響きを生かした独自の「イギリス音楽」を確立させたヴォーン・ウィリアムズの功績は限りなく大きく、今もイギリスで愛され続ける大作曲家だ。 先ごろ、彼のヴァイオリンとピアノ作品ばかりを集めたアルバムを発表したヴァイオリニスト小町碧のリサイタルは、知られざる英国の作曲家の魅力を再認識できる絶好のチャンスだ。さらに理解を深めるために、コンサートに併せて出版された伝記本『レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(サイモン・ヘファー著:小町碧/高橋宣也 訳)』も読んでおきたい。
22/10/23(日)